愛知・大村知事「工業用水からやらないと効率的ではない」 用水の供給について見解示す 豊田市の大規模漏水問題

05.27(金)06:30
愛知県豊田市の取水施設で大規模な漏水が発生した問題で、大村秀章知事は26日、用水の供給について「工業用水からやらないと効率的ではない」との見解を示しました。
豊田市の取水施設で大規模な漏水が発生した問題をめぐっては、工業用水は制限付きで利用できるものの、農業用水は試験的な給水を除き現在も停止しています。
大村知事は26日の対策本部会議で、農業用水より先に工業用水を再開させたことについて、水が少ない時点では「工業用水からやらないと効率的ではない」との見解を示しました。
「ポンプアップが4トン5トンの時に農業用水に行っても、農業用水は本線、枝線、パイプラインまで全部水がいかないと水が出ない」(大村知事)
その上で国に対して、供給する水の量を増やすために中長期的な対応を求めたということです。