「堅い」「冷たい」イメージのお役所言葉 分かりやすくするために「言い換え」する取り組み 愛知・大府

09.19(火)19:42
役所の文書で使われる「お役所言葉」。「分かりづらい」とか、「堅苦しい」と感じることはありませんか? 大府市では「お役所言葉」を「言い換える」ことで改善する取り組みをスタートさせました。
大府市民の皆さんはそもそも、お役所言葉に対してどのようなイメージがあるのでしょうか。
大府市民:
「堅いようなイメージ」
「ちょっと冷たく感じる」
お役所言葉とは例えば、下記のような文章のこと。
《平素は格別のご厚誼にあずかり厚く御礼申し上げます》
こうした「お役所言葉」、使っている当事者である大府市法務財政課の安藤隆祐副主幹に話を聞きました。
安藤さん:
「自分たちで意識はしているが、正確を期さなければならないというところが先行しすぎてしまってともすれば堅い言葉になってしまう。市民の方目線にはなかなかなっていない」
そこで大府市では2023年7月、「お役所言葉改善のためのガイドライン」を作成。お役所言葉を「言い換える」取り組みを始めました。
例えば「可及的速やかに」は「できるだけ早く」に。
「この限りではない」は「当てはまらない」など、約180の表現をだれにも分かりやすいよう言い換えます。
先ほどの文章である《平素は格別のご厚誼にあずかり厚く御礼申し上げます》も、言い換えると《いつもお世話になり、ありがとうございます》に。
こうした取り組みに対して大府市民は「普段使う言葉に直した方が分かりやすいと思います」と話しました。