人気・赤から鍋スープ「30番」登場 “激辛でコロナを吹き飛ばす”開発者の思い

中京テレビ
2020.11.24(火)11:00

 停滞ムードの世の中を、激辛で吹き飛ばしたい――。

 ゴーグルに防護マスク姿で開発されていたのは、“お鍋”の新商品でした。

 

 調味料メーカー・イチビキの一室で開発が進んでいたのは、人気商品「赤から鍋スープ」の史上最高レベルの辛さを追求した「30番」。

 今、辛い物がブームに違いないという、担当者の確信から開発が始まりました。

「コロナの時代に外食で並んで食べる事はないんですが、辛いものだけは並ぶんですね」(通販プロジェクトマネージャー 新美武さん)

 あるグルメサイトが今年5月に行った調査によると、激辛料理が「好き」と答えた人は、40代の男性と20代の女性が最も多く、激辛料理を取扱う店舗は3年間で1.2倍に増えていることがわかりました。

 

 激辛は売れると踏んだ発案者の新美さん。しかし――

「とてもじゃない。多くの客さんは食べられないだろう」(イチビキ 中村光一郎 社長)

 当初、社長からのGOサインは出ませんでした。

「最初はびっくりした。私自身、辛いものが得意ではなかったので、果てしなく高い位置にある辛さだなと」(イチビキ 中村光一郎 社長)

 しかし部下の熱意に押され、激辛好きにターゲットを絞ったクラウドファンディングという方法ならと開発が許されました。

 

 辛さの頂点を目指す「赤から鍋スープ30番」。「赤から」をうたう以上、辛さに妥協は許されません。

 味作りを託されたのは商品開発部の味のプロ・松井彩副主任。

  

「今回は強烈な辛さを目指さないといけないので、想像ができなくて。私は辛いのが得意ではないので」(イチビキ 商品開発部 松井彩 副主任)

 松井さんは現在手に入るかぎりの唐辛子を海外から取り寄せ、数十組もの組み合わせを作り、究極の辛さを追求していきました。

「おいしいけど…、こんな辛さは今までにないと言ってもらえる物を作れたら」(イチビキ 松井副主任)

 

 構想から8か月、11月に工場で試作品づくりが行われました。

 強力な辛さの材料から身を守るためのゴーグルにマスクという重装備。

 唐辛子など20種類以上もある材料が次々に投入されていきます。

「においが強烈なので、何にしても顔が熱い」(通販プロジェクトマネージャー 新美武さん)

「唐辛子の量が今までよりかなり多い。唐辛子ランキングでナンバー2とか、そういう辛さの物を入れたので、のぞき込むと(香りが)ダイレクトにくるので」(イチビキ 商品開発部 松井彩 副主任)

 

 果たして、できあがりは――。

 「赤から」を運営する会社の齋木課長が辛さや味の最終チェックに来ました。

「きのう工場で実際に作ってきた“赤から30番”です。みなさん召し上がってください」(イチビキ 松井副主任)

「においがもう、ちょっとね。わー!!辛い。辛いね。突き刺さるような辛さがある。ほんとに一般の人は全部食べられない」(甲羅 販売流通部 齋木正太郎 課長)

 「30番」の辛さは、認められるのでしょうか?

「非常に良いと思います」(甲羅 齋木課長)
「ありがとうございます」(イチビキ 松井副主任)
「辛い…、やばいですね」(甲羅 齋木課長)

 合格がでました。これでいよいよクラウドファンディングをスタートできます。

 

「ほんとうにうれしいです。「辛い」「やばい」と言われるのが一番うれしいので、大成功だと思います」(イチビキ 松井副主任)

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