
トヨタが開発“液体水素エンジン車” 5月の24時間耐久レースに参戦目指す 参戦予定の“モリゾウ”が熱い思い語る

03.19(日)13:10
18日、トヨタ自動車は、液体水素を燃料とするエンジン車を、今年5月に行われる24時間耐久レースに投入を目指すと発表しました。
液体水素を燃料とするエンジン車は、走行中に二酸化炭素をほとんど出さないことから、カーボンニュートラルの実現にむけて注目されています。
開発をすすめるトヨタ自動車は、18日からの三重県の鈴鹿サーキットでの耐久レースに、世界で初めて参戦する予定でしたが、テスト走行中に不具合が発生したため、参戦を断念しています。

鈴鹿サーキットで会見を開いた佐藤恒治次期社長は、「(液体水素のエンジン車の)挑戦を揺らぐことなく、しっかりと前に進めて、次戦の富士24時間耐久レースにおいて、再び挑戦できるようにしっかりと準備を進めてまいりたい」と話し、5月26日から28日に開催される富士スピードウェイでの24時間耐久レースで、参戦を目指すことを明らかにしました。
ドライバーのひとりとして参戦する予定のドライバーズネーム「モリゾウ」こと、豊田章男社長は、「モリゾウが乗ることによって、水素イコール危険が、水素イコール未来へと、みんなでつくる未来社会を応援いただきたいと思います」と熱い思いを語っていました。