三重県熊野市で、特産の那智黒石を使った来年の干支「卯」の置物作りが最盛期を迎えています。
干支の置物作りに使われる那智黒石は、熊野市神川町の採石場でしか取れない貴重な石で、粉末にした那智黒石と樹脂を混ぜ合わせ、型枠に流し込んで固めた後、一つ一つ丁寧に磨いていきます。
完成した卯の置物は那智黒石ならではの美しい光沢を放ちます。
ここ熊野市の「徳村屋」では、年末までに大・小合わせて約500個の置物を作る予定で、主に三重県内の土産物店で販売されるということです。