貧困家庭に“おすそ分け”で“ぬくもり”を 食べきれないお供え物を分ける“おてらおやつクラブ”活動進む

中京テレビ
10.27(火)16:00

 今、7人に1人の子どもが貧困だという日本。お寺で食べきれないお供え物などを、貧困家庭などにおすそ分けする“おてらおやつクラブ”という活動が広がっています。

 

 400年以上の歴史がある、愛知県春日井市の林昌寺。

 このお寺でも “おてらおやつクラブ”の活動が行われていて、入り口には“おてらおやつクラブ”と書かれた可愛らしいのぼりが。

「お盆・お彼岸という折にお供え物をお預かりする機会が多いのですが、どうしても、お寺の中の人間だけでは食べきれない分というのがある。(おやつクラブの)目的は国内の子どもの貧困問題の解決を目指しています」(林昌寺 野田芳樹さん)

 夕暮れ時には、学校帰りの女の子や、子連れの主婦など近隣の人たちが集まって作業します。仕分けや箱詰めなどの作業を、ボランティアとして手伝っているということです。

「施設ですとか、各家庭にお供えで頂いたものを賞味期限の早いものから発送していく」(参加者)

 おてらおやつクラブの活動に参加している寺院は、全国に1524件。月に1万6000人以上の子どもたちにおやつなどが届けられています。

 

 春日井市にある、中高生世代の自立を援助する施設も、寺からの“おすそ分け”を受け取っていて、大変助かっているといいます。

「みんな学校から帰ってきて、小腹が空いた時に食べたりします。『きょう寄付でもらったものだよ』と言ったら、『そうなんだ』と話題のひとつにもなります」(自立援助ホームいっぽ 青木佑磨さん)

 ただの食料の提供ではなく、“おすそ分け”が話題づくりにもなるということです。

 

 そんな中、新型コロナウイルスの影響はここでも。NPO法人「しんぐるまざあず・ふぉーらむ」によると、新型コロナの影響による収入の減少などを理由に、母子家庭の18.2%が1日の食事回数を減らしていることなどが分かっていて、事態は深刻になっています。

「特にコロナ禍が拍車をかけて、より一層、人と接する機会が減っていて、非常に孤独感を抱えている人が多いという印象を受けます。その中で“おすそ分け”が手元に届くことで、人との接点や“ぬくもり”を感じていただけるのは、大事な点ではないかと思う」(林昌寺 野田さん)

Locipo(ロキポ)
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