若い世代は「見たことない」イチゴスプーン 背景には改良進む“イチゴの甘さ”が-

中京テレビ
04.09(金)19:00

昭和の時代に作られた、イチゴをつぶして食べるのに便利だった“イチゴスプーン”。先日、『最近、見かけません。生産されてないのでしょうか?』と、中京テレビの「あなたの真ん中取材班」にメッセージが寄せられ、取材しました。イチゴスプーンを見かけなくなった理由は、改良が進んだ“イチゴの甘さ”が関係あるようです。


最近、見かけなくなったという“イチゴスプーン”。

名古屋の街で、聞いてみると…。

30代女性:「昔、家にあった記憶はあります」
40代男性:「小中学生のころ、(スプーンで)イチゴをつぶして食べていた。牛乳入れて」
40代女性:「(イチゴを)つぶすのに使っていました。便利でした」

30代以上の人たちにはなじみがあるようで、昔はイチゴをつぶして食べるためにかかせなかったようです。

しかし、若い世代は…。

20代女性:「はじめて見ました」
20代男性:「見たことないです。一度も見たことないです」

20代の人はほとんどの人が見たことすらありませんでした。

 

イチゴスプーンは、もう生産されていないのでしょうか。

日本で初めてイチゴスプーンを開発したという新潟県の「小林工業」に聞くと、「現在も作っている」という返事がありました。


イチゴが一般的に食べられるようになった、昭和30年代。金型を作る職人が試行錯誤を繰り返し、イチゴスプーンを開発したといいます。

「当時、日本人の生活に対応した商品を開発したのが初めての試み」(小林工業 小林貞夫 社長)

メーカーとしても思い入れがあり、60年以上作り続けてきたイチゴスプーン。当時は、年間5万本を製造するほどのヒット商品でしたが、今では300~600本しか作られておらず、売り上げも低迷中ということです。


イチゴスプーンの人気の急落。その理由を、小林社長は「イチゴがおいしくなったからではないか」といいます。

いったいどういうことなのか、愛知県半田市にあるイチゴ農家を訪ねました。

「昔に比べると品種改良も進んでいるので、“糖度”もだいぶ上がっていると思う。昔は青い硬いゴリゴリしたイチゴだったので」(市野園芸 市野敦紳さん)

昔のイチゴは今よりも甘みがなく、硬かったのでスプーンでつぶして食べる必要があったというのです。

町の人からも、同じような声が…。

60代女性:「(昔のイチゴは)甘みもなくて、ざくっざくってつぶしてミルクかけて、すくって食べる」
50代女性:「畑で採れたのとか硬かった気がする。今のみたいに甘くなくて、だからつぶして練乳をかけたりして食べていました」


年配の人にとっては、思い出のアイテムになっているイチゴスプーン。

「イチゴスプーンは根強い人気で、いまだに『どうしてもこれじゃないと』と言う人もいる」(小林社長)

イチゴスプーンは、小林社長が生まれたころに先代が開発した大切なヒット商品。

そんな思い入れのあるスプーンを長く残していきたいと話しています。

 

中京テレビ「あなたの真ん中取材班」では、皆さんが暮らしの中で感じた疑問やお悩みを取材し、よりよい社会の実現を目指しています。詳しくは「あなたの真ん中取材班」ホームページをご覧ください。

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