スリランカ人女性死亡から半年 名古屋入管“職員の意識改革”現状は… 収監中の男性からは「ご飯からドブのような臭いがする」という声も

中京テレビ
09.06(月)19:00

半年前、名古屋の入管施設で突然亡くなったスリランカ国籍の女性。彼女の死を受け、名古屋入管は医療体制に問題があったことを認め、職員の意識改革など改善策を行うとしました。しかし収監中の男性からは「ご飯からドブのような臭いがする」「名古屋入管は拷問施設」など、現在も改善したとはとても言えない状態だという声もあがっています。

スリランカ国籍のウィシュマ・サンダマリさん。今年3月6日、名古屋入管収容中に、体調不良を訴え亡くなりました。

「(生きているときとは)とても変わっていて、皮膚もひどく乾いているように見え、体が弱っていました。入管の中でとても苦しい思いをしたと感じます」(ウィシュマさんの妹 ポールニマさん/葬儀後の会見)

 

愛知県津島市に住む真野明美さん。ウィシュマさんを支援していて、施設から出てきたら一緒に暮らそうと、部屋を用意して待っていました。

「ウィシュマのこと思い出すのがつらかった。何せ、ウィシュマを救ってあげられなかった」(真野明美さん)

8月に公表された最終報告書で、医療体制などに問題があったことを認めた入管庁。職員の意識改革などを改善策としてあげていました。

 

しかし、9月。

「ウィシュマさんが全然まともに取り扱われなかった。それと同じような状態になっている」(被収容者の支援団体「START」 松井保憲 顧問)

こう語るのは、ウィシュマさんと生前やりとりしていた名古屋の支援団体「START」。入管の中では今もなお、被収容者の健康維持を軽視するような扱いが続いているというのです。

 

そのひとつとして寄せられている訴えが…。

収容中の男性の手記より
「今日までなん回も臭いゴハンを食べてきました。食べたい気持ちはすごくありますが、恐怖のあまり食べることができません」

入管施設では、被収容者に対して、朝・昼・晩の食事が提供されています。

支援団体によると、「ご飯が傷んでいる」「ドブのような臭いがする」などという訴えが複数出ているというのです。一見、問題なさそうに見えても、表面を取り除くと、糸を引く状態になっていることもあるといいます。

たまりかね、名古屋入管の職員に訴えたといいますが「くさいだけだから大丈夫」という返答。

傷んでいると認識しながらも改善が見られないという食事。

収容中の男性の手記より
「入管は拷問施設です。目に見えない拷問です」

このご飯を食べた複数の人がおなかを壊したと訴えたことなどから、支援団体は改善を申し入れました。

「(死亡事案の)再発防止の改善策も立てられていないことは明らか」(被収容者の支援団体「START」 松井保憲 顧問)

 

取材班は名古屋入管に事実関係について問い合わせましたが、9月6日時点では回答がありません。

 

一方、食事を納品している業者は取材に対し「きちんと衛生管理した環境で作っている」などと、製造過程に問題がないことを強調しています。

名古屋入管の対応が事実であれば、職員の意識が改善したとはとても言えない状態。

 

法務大臣は9月3日の会見で。

「意識改革というのは非常に…時間がかかると言うつもりはありませんが、マニュアルがあって「この通りにやりなさい」というタイプのものではないと理解しています」(上川陽子 法相)

現時点では意識改革が達成されていなくてもやむを得ないともとれる発言。入管施設は変わることができるのでしょうか。
 

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