
藤井二冠を応援「大きな将棋盤」 聖地化も、新店舗オープンで移設へ 愛知・瀬戸市

プロ公式戦で、通算200勝を達成した将棋の藤井聡太二冠。
地元・愛知県瀬戸市では、“大きな将棋盤”を前に対局を見守る人の姿が――
瀬戸市の「せと銀座通り商店街」にある大きな将棋盤は、藤井二冠のファンにとっては聖地のひとつ。
しかし、この光景がもう見られなくなるというのです。
「ここでやるのは最後ですね。けっこう、さみしい」(シャッター大盤発案者 飯島加奈さん)
3年前にはじまったこの取り組み。向かいの洋服店を営む飯島さんが、藤井二冠を応援し、瀬戸の街を盛り上げようと空き店舗を使って始めました。
「結構いろいろ思い出ですね。悔しかったり、うれしかったり。タイトル戦応援できたのはうれしかったですね、ここで」(シャッター大盤発案者 飯島さん)
思い出がいっぱい詰まった大きな将棋盤。
実は、将棋盤が張り出された空き店舗に、新たなお店がオープンすることになったのです。
「瀬戸で出店したいなと思って、この物件を借りてやる予定です」(ライダーズカフェ ダビッドユウさん)
この場所に新たにオープンするのは、自転車専門店。
「地域を盛り上げたいなっていうのもあったんで、これから伸びそうな場所を探していました」(ダビッドユウさん)
藤井二冠の対局の度、人が集まるこの商店街に魅力を感じていたといいます。
3年間、将棋盤の前で応援を続けてきた地元の人は、どう受け止めているのでしょうか。
「もしこれ(シャッター)が注目されて、(空き店舗に)出店者が入ることになったらうれしいねと。街の人と話をしていたので、結果そうなったのはうれしく思っています」(シャッター大盤発案者 飯島さん)
大きな将棋盤は今後も、ほかの空き店舗のシャッターを使って続けていきたいということです。