解説 ジブリパーク “客に愛される戦略”を読み解く

2022.10.31(月)
1月1日に開園するジブリパーク。
客に愛されるための戦略とはどんなものなのか、専門家とともに読み解いていきます。
解説はレジャー・コンダクターの杉崎聡紀さんです。
―――宮崎監督と鈴木プロデューサーの会見をご覧になってどのように感じましたでしょうか。
取材の中で、
「世の中には楽しいことがたくさんあるということを子供たちに知ってもらいたい、そのためジブリパークの中に楽しいことをたくさん見つけに来てほしい。公園のように何度も足を運んでいただきたい。」
ということをおっしゃっていましたので、ジブリパークのリピーターになっていただきたいということなのではないかと感じました。
―――お客様に愛され、たくさん楽しまれる場所になるであろうジブリパークですが、そのための戦略についてお伺いしたいと思います。
まずは一つ目の「品質証明でブランド力のアップ」とはどういう意味でしょうか。
ジブリは映像の品質がとても高くできていますが、これをリアルな世界で再現をしていることがとても凄いことになります。
例えばサツキのメイの家ですが、映画で出てくる建物とまったく同じようにできています。
外観だけではなく、実際中に入ると机の上は勿論ですが、引き出しの中にも物がしっかりと入っており、実際の映画では見ることが出来なかった部分もリアルに再現しています。
これは映画の際に描写されないところも作りこんでいることがわかります。
ジブリの作品が素晴らしいということが再認識できるかと思います。
―――映画の中では描かれていなくても、サツキとメイならこのようなものを置いているという設定ができており、それが実際に再現されたことにより証明がされたということですね。
次にお土産でファンを養成ということですが、これはどのような意味でしょうか。
ジブリパークでのお土産ですが、日本のお土産では個包装の配りお菓子が多くありますが、それだけではなく、個人で買いたくなるようなお土産が多く販売されています。
お菓子関連のお土産はかなり少なく、個人のお土産が多く販売されておりますが、それはライトなファンで来場しても、中を見てジブリのファンになりお土産が買いたくなります。
食べておしまいではなく、後に残るお土産にすることで思い出に残ることや、お土産を見せて人に話したいと思うような心理を狙っているかと思います。
―――ばらまきのお菓子があったほうが売れ行きでしたり、お菓子を渡すことによって目に見えて自慢がしやすいかと思いますが、そのメリットとは別のメリットがあるということでしょうか。
ファンになればとことんお土産を買って帰っていただけると思うので、ばらまき系のお菓子にはない、ファンの心をつかむような仕掛けが見える気がしました。
客に愛されるための戦略とはどんなものなのか、専門家とともに読み解いていきます。
解説はレジャー・コンダクターの杉崎聡紀さんです。
―――宮崎監督と鈴木プロデューサーの会見をご覧になってどのように感じましたでしょうか。
取材の中で、
「世の中には楽しいことがたくさんあるということを子供たちに知ってもらいたい、そのためジブリパークの中に楽しいことをたくさん見つけに来てほしい。公園のように何度も足を運んでいただきたい。」
ということをおっしゃっていましたので、ジブリパークのリピーターになっていただきたいということなのではないかと感じました。
―――お客様に愛され、たくさん楽しまれる場所になるであろうジブリパークですが、そのための戦略についてお伺いしたいと思います。
まずは一つ目の「品質証明でブランド力のアップ」とはどういう意味でしょうか。
ジブリは映像の品質がとても高くできていますが、これをリアルな世界で再現をしていることがとても凄いことになります。
例えばサツキのメイの家ですが、映画で出てくる建物とまったく同じようにできています。
外観だけではなく、実際中に入ると机の上は勿論ですが、引き出しの中にも物がしっかりと入っており、実際の映画では見ることが出来なかった部分もリアルに再現しています。
これは映画の際に描写されないところも作りこんでいることがわかります。
ジブリの作品が素晴らしいということが再認識できるかと思います。
―――映画の中では描かれていなくても、サツキとメイならこのようなものを置いているという設定ができており、それが実際に再現されたことにより証明がされたということですね。
次にお土産でファンを養成ということですが、これはどのような意味でしょうか。
ジブリパークでのお土産ですが、日本のお土産では個包装の配りお菓子が多くありますが、それだけではなく、個人で買いたくなるようなお土産が多く販売されています。
お菓子関連のお土産はかなり少なく、個人のお土産が多く販売されておりますが、それはライトなファンで来場しても、中を見てジブリのファンになりお土産が買いたくなります。
食べておしまいではなく、後に残るお土産にすることで思い出に残ることや、お土産を見せて人に話したいと思うような心理を狙っているかと思います。
―――ばらまきのお菓子があったほうが売れ行きでしたり、お菓子を渡すことによって目に見えて自慢がしやすいかと思いますが、そのメリットとは別のメリットがあるということでしょうか。
ファンになればとことんお土産を買って帰っていただけると思うので、ばらまき系のお菓子にはない、ファンの心をつかむような仕掛けが見える気がしました。