自転車のルール無視に苦情続出で警察がウーバーイーツに緊急通達 配達員が急いででも配達回数を増やしたいワケ

中京テレビ
09.11(金)07:30

 新型コロナウイルスの影響で、利用が増えたデリバリーサービス。便利になればなるほど、その裏側では、危険な行為も増えているようです。

 

 今年8月、首都高速道路で撮影された映像。

 よく見ると走っているのはバイクではなく自転車。自動車専用道路の首都高速を自転車で走行していたのです。

 運転手の背中には緑色の「ウーバーイーツ」と書かれたリュックが。

 

 そして9月6日、名古屋市東区で車道を逆走していた自転車が大通りに出てきた車と出合い頭に衝突した事故が起きました。

 逆走する自転車を運転していたのはウーバーイーツの配達員。配達員の30代男性は足を擦る軽傷を負いました。

 

 新型コロナウイルスの感染拡大によって、需要が増加した食品のデリバリー事業。

 愛知県警によりますと、市民から警察に対して、ウーバーイーツの配達員の信号無視や速度の出し過ぎなどの苦情が。

 

 そこで9月10日、警察は自動車ではなく「自転車」を対象にした取り締まりを行いました。

「デリバリー事業者の交通マナーが悪いという県民からの情報があり、それに基づいて自転車の指導取り締まりを実施していきます」(東警察署  栃川和彦 交通課長)

 デリバリー業者だけでなく、自転車に乗る人に対して行われた今回の取り締まり。

 中にはイヤホンをしながら自転車に乗る人や雨が降っている中で傘差し運転をする人も。

 わずか2時間の取り締まりで警告を受けたのは52人。そのうち16人がウーバーイーツの配達員でした。

 

 こうした現状をウーバーイーツの配達員はどうとらえているのでしょうか?

 今年5月から専業で配達員の仕事を始めたという男性は、1回配達をする度に500円~700円が支払われ、月々平均30~40万円の稼ぎがあるといいます。

「1回で支払いなので、みんな回数を重ねたいと思います。それでみんな急ぐのかなと」(配達員の男性)

 さらに、配達員たちが急いででも、配達の回数を増やしたいワケが。

「例えば4日間の間に75回配達したら7000円の追加ボーナスみたいに(お金が)入るので」(配達員の男性)

 1回につき支払われる基本的な料金のほかに、個人の配達回数に応じて追加のお金が支払われるというのです。

 

 今回取材した配達員の男性自身は、急ぐことはあるものの安全には気を付けているといいます。

「自分は(携帯電話用の)ホルダーを付けているので、ホルダーを付けていない方とかは手でこうやって見る方もいて、あれは危険だと思う」(配達員の男性)

 

 食品の配達事業者が増える中、愛知県警は今月ウーバーイーツに対して、交通ルールの順守を求める要望書を送付。

 ウーバーイーツは、「警察や関係機関の協力を仰ぎながら、配達員の安全な環境を整えていきたい」とコメントしています。
 

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