「復興ののろしを」 能登半島の能登煙火が能登ならでは花火を打ち上げ 「ぎふ長良川花火大会」
08.08(木)18:49
8月10日に岐阜県岐阜市で「ぎふ長良川花火大会」が開かれます。この花火大会に特別な思いで参加する花火職人がいます。
8月10日に開かれる第2回ぎふ長良川花火大会。岐阜城がそびえる金華山のふもとの長良川河川敷を舞台に、約1万発の花火が上がります。2024年はこの地方を中心に14社の花火職人たちが参加します。
石川県、能登半島の付け根にある能登煙火の嵯峨井大民さんもその1人。
能登煙火 嵯峨井大民さん:
「毎年夏になったら行っております花火の打ち上げ現場、被災している。足を踏み入れることのできない場所もありますし、傾いた状態であったりとか、そういった被害が発生している」
2024年1月に発生した地震で、大きな被害を受けた能登半島。道路の崩落や土砂崩れが各地で相次ぎ、2024年8月8日時点でも県道の39カ所で通行止めとなっているほか、倒壊した家屋の修復工事も追いついていない状況です。
なかなか復興が進まない中、嵯峨井さんは能登ならではの花火で、ぎふ長良川花火大会に参加します。
能登煙火 嵯峨井大民さん:
「雷のような音、私どもの地域で、昔から音だけのスターマインと言われる、連続して打ち上がるものがある。『復興ののろし』という意味で、今後復興して、ぜひみんなで頑張っていきましょうというような思いで打ち上げたい」