
愛知一のパン王国 パンにうるさい江南市民の恐るべき実態

愛知一の「パン王国」!? パン好き江南市民の実態

パンに対する情熱があふれんばかりの江南市民
愛知一の「パン王国」とも目される江南市でパンにうるさい市民達の実態を調査。尾張地方北部に位置する江南市。その立地と鉄道アクセスが良さから、名古屋のベッドタウンとしても知られています。 そんな街から聞こえてきたのは「パンにうるさい」人たちが多いとの噂。実際、街の人たちに話を聞いてみると、パンについて一家言を持つ人たちから次々と。 「朝昼晩と3食パンを食べる」という方だったり「モーニングは茶碗蒸しとパン」という方だったり、パンに対する情熱があふれんばかりの江南市民たち。 アンケートをとってみると、江南市民の92%が「ご飯よりパン派」と驚きの結果となりました。
人口10万人当たりのパン屋さんの数が全国平均の2倍

知る人ぞ知る「パン王国」の江南市
実は江南市はパン屋さんの密集地帯。人口10万人当たりのパン屋さんの数が全国平均では約7.9軒のところ、江南市では約16.3軒と2倍以上ものパン屋さんが軒を連ねているんです。 知る人ぞ知る「パン王国」の江南市。パン屋さんを訪れる江南市民もパン愛にあふれています。そのこだわりは強烈で、江南市で人気の「パン工房 パンパフィー」の小島店長によると「塩味を控えた食パンを作って欲しい」と頼む方や、メニューにないパンをオーダーする人もいるほど。さらには、ペットに飼っている犬用をモチーフとしたかわいい犬のパンを特注で頼む方まで! 無茶振りともいえるリクエストにも「自分たちにしか出来ないことなので」と応えるパン屋さん。舌が肥えている江南市民を喜ばせようと日々努力しているからこそ、ますますパン愛が高まっていくのでしょう。
パンの予約争奪戦が毎日繰り広げられる ハードパンも大人気

ネット予約があたりまえ
そんなパン好きだらけの江南市民を唸らせる市民激推しのパン屋さんが「笑門ベーカリー」。季節の食材を使った惣菜パンや具材たっぷりの菓子パンが人気のお店です。 お店に入るや否やなぜか皆さん揃って名前を店員さんに告げる江南市民たち。実は「笑門ベーカリー」は人気のあまりすぐに売り切れてしまうため、前日からネット予約があたりまえ。3児の母である今井さんが営む「笑門ベーカリー」は週2回11時~14時のみの営業。パンを作れる個数も限られていることから、待ち望んだお客さん達の予約も毎回争奪戦になるとのことです。 さらにもう一つ人気のお店が「ベーカリーハンスペーター」。ドイツ系のハード系のパンが美味しいと江南マダムたちが続々と来店する人気ベーカリーです。 特に人気なのが長さ30センチもある「チョコチップとナッツが少し」。ほんのりビターな大人の味わいのハードパンは、噛めば噛むほど美味しさが口の中に広がります。 美味しいパン屋さんが街の至る所にある江南市で暮らせば、パン好きになるのもあたりまえかもしれません。