検査キットが不足…陽性者か“診断不可能”となる恐れ 医師「歩き回りどんどんうつす可能性」
2022.01.27(木)
感染者が急増する中、今「検査キット」が不足する事態が各地で生じています。陽性者の特定になくてはならない検査キット、名古屋のクリニックでは懸念の声が聞かれました。
名古屋市昭和区の杉浦医院。発熱などコロナの疑いがある患者の診察も受け持ちます。
杉浦医院の森院長:
「外で診察してますね。症状がある人は前もって電話で受けて、車の人は車で」
屋外の臨時スペースや患者が車に乗ったままの診察など、感染対策を徹底しています。
27日も、39度近い発熱があるという10代の患者が訪れました。
<診察中の森院長>
「結果、陽性でした。1日4回飲めるように解熱鎮痛剤を出しています。お母さんは濃厚接触者に当たりますので、10日間は自宅待機で…」
森院長:
「昨日は3人中2人が陽性出ている。今日は2人(検査)やって2人ともプラス(陽性)なので、今日は100%です」
コロナの診察に加え通常の外来も受けながら、今週からはワクチンの3回目接種も始まり、業務に大きな負担がかかります。
27日の名古屋市の新規感染者は2407人。急激な感染者数の増加とともに、ある問題が生じています。
森院長:
「抗原キットは卸にほとんど在庫がなくて、もう今ある分で最後になります。今うちにある抗原検査のキットが90キット。だいたい1日10件ほどやっているので、1週間から9日持つかどうかと思っています。もう先が見えないですね」
コロナの検査キットが枯渇し、今後、陽性者かどうかの診断ができなくなる恐れがあるといいます。
森院長:
「診断がつかないことが1番困りますね。診断がつかないと、歩き回って他にどんどんうつしてしまう可能性があるので、そこは注意が必要かと思います。このペースで増えていけば、おそらく1月末までには名古屋市の7割近い人が感染してしまうんじゃないかと思っています」
さらに、風邪などコロナ以外の病気で発熱した場合でも、検査ができなければ「コロナ感染ではない」と証明できず、陽性者と同様の行動制限を強いられる恐れも…。
森院長:
「2年前、ロックダウン(状態)を皆さん経験されていますので、まさにそのように皆さんがじっとしなきゃといけない時期が月末くるんじゃないかと危惧しています」
名古屋市昭和区の杉浦医院。発熱などコロナの疑いがある患者の診察も受け持ちます。
杉浦医院の森院長:
「外で診察してますね。症状がある人は前もって電話で受けて、車の人は車で」
屋外の臨時スペースや患者が車に乗ったままの診察など、感染対策を徹底しています。
27日も、39度近い発熱があるという10代の患者が訪れました。
<診察中の森院長>
「結果、陽性でした。1日4回飲めるように解熱鎮痛剤を出しています。お母さんは濃厚接触者に当たりますので、10日間は自宅待機で…」
森院長:
「昨日は3人中2人が陽性出ている。今日は2人(検査)やって2人ともプラス(陽性)なので、今日は100%です」
コロナの診察に加え通常の外来も受けながら、今週からはワクチンの3回目接種も始まり、業務に大きな負担がかかります。
27日の名古屋市の新規感染者は2407人。急激な感染者数の増加とともに、ある問題が生じています。
森院長:
「抗原キットは卸にほとんど在庫がなくて、もう今ある分で最後になります。今うちにある抗原検査のキットが90キット。だいたい1日10件ほどやっているので、1週間から9日持つかどうかと思っています。もう先が見えないですね」
コロナの検査キットが枯渇し、今後、陽性者かどうかの診断ができなくなる恐れがあるといいます。
森院長:
「診断がつかないことが1番困りますね。診断がつかないと、歩き回って他にどんどんうつしてしまう可能性があるので、そこは注意が必要かと思います。このペースで増えていけば、おそらく1月末までには名古屋市の7割近い人が感染してしまうんじゃないかと思っています」
さらに、風邪などコロナ以外の病気で発熱した場合でも、検査ができなければ「コロナ感染ではない」と証明できず、陽性者と同様の行動制限を強いられる恐れも…。
森院長:
「2年前、ロックダウン(状態)を皆さん経験されていますので、まさにそのように皆さんがじっとしなきゃといけない時期が月末くるんじゃないかと危惧しています」