輸入物よりも多くの栄養分…空港の滑走路周辺で刈られた草を農場で牛のエサなどに 廃棄物を資源として循環
2021.06.17(木)
中部国際空港の滑走路周辺で刈られた草を再利用して、「知多牛」などのエサにする取り組みが17日、本格的に始まりました。
愛知県半田市にある農場「エル・ファーム・サカキバラ」。知多牛など約1500頭を飼育しています。
中部空港には飛行機が緊急着陸するときなどの衝撃を和らげるため、滑走路の近くに緑地があり、毎年およそ200トンもの草が廃棄されています。
その草を活用しようと、中部空港は半田市の農場と提携を結び、牛の餌や肥料にすることにしました。
草刈りは17日朝から始まり、刈られた草は半田市の農場に運ばれます。早速、飼料と混ぜた「中部空港産」の草が与えられると、牛たちはむしゃむしゃと食べていました。
俵農場長:
「初めてあげるものなので、牛も多少は戸惑ってはいるんですけども、慣れてくると思うので特に問題はないかなと思っています。枯れていないので、ビタミンとかカロチンとかが多く含まれているかと思います」
中部空港産の草は、これまで与えていた輸入のエサよりも採れたてのため、多くの栄養分が含まれているそうです。さらにこんなメリットも…。
俵農場長:
「循環して資源を使えるということで、牧場としても餌のコストダウンにつながるので、これから期待しているところです」
中部空港産の新鮮な草で、牛だけでなく、農場の懐も潤います。また中部空港では、この農場でとれた牛乳を加工した乳製品の販売も検討しているということです。
愛知県半田市にある農場「エル・ファーム・サカキバラ」。知多牛など約1500頭を飼育しています。
中部空港には飛行機が緊急着陸するときなどの衝撃を和らげるため、滑走路の近くに緑地があり、毎年およそ200トンもの草が廃棄されています。
その草を活用しようと、中部空港は半田市の農場と提携を結び、牛の餌や肥料にすることにしました。
草刈りは17日朝から始まり、刈られた草は半田市の農場に運ばれます。早速、飼料と混ぜた「中部空港産」の草が与えられると、牛たちはむしゃむしゃと食べていました。
俵農場長:
「初めてあげるものなので、牛も多少は戸惑ってはいるんですけども、慣れてくると思うので特に問題はないかなと思っています。枯れていないので、ビタミンとかカロチンとかが多く含まれているかと思います」
中部空港産の草は、これまで与えていた輸入のエサよりも採れたてのため、多くの栄養分が含まれているそうです。さらにこんなメリットも…。
俵農場長:
「循環して資源を使えるということで、牧場としても餌のコストダウンにつながるので、これから期待しているところです」
中部空港産の新鮮な草で、牛だけでなく、農場の懐も潤います。また中部空港では、この農場でとれた牛乳を加工した乳製品の販売も検討しているということです。