一時“1ドル145円台”に…進む円安と物価高 街から不安の声「スマホ高くなった」「油は特売じゃないと」
2022.09.22(木)
日銀は22日、大規模な金融緩和の維持を決めました。これを受け円相場が下落し、一時1ドル145円台を付けました。進む円安とこれまでの物価高に、街では不安の声も上がっています。
日銀の黒田総裁:
「2%の物価安定の目標を、賃金上昇とともに実現して持続させる。企業等にとって緩和的な金融環境を、引き続きしっかりと維持していく考えです。当面ですね、金利を引き上げるというようなことはないと言ってよいと思います」
日銀は22日までの2日間の会合で、短期金利をマイナス、長期金利を0%程度に誘導する、現行の大規模な金融緩和策を維持することを決めました。
一方で21日、アメリカのFRB=連邦準備制度理事会は、政策金利を0.75%と大幅に引き上げることを決定。
金融政策の方向性の違いが一段と際立つことになった日本とアメリカ。すると正午前、東京外国為替市場では円を売ってドルを買う動きが急速に強まり、1998年以来およそ24年ぶりに一時1ドル145円台を付けました。
50代男性:
「スマホにニュースで入ってきて、あー(145円)超えたんだなって。この先ちょっと普段の生活面でも不安は大きくなっていきますよね」
60代女性:
「どこまで進むのかな、ちょっと不安ではありますね」
円安が進み街から上がるのは、生活への不安の声。すでに始まっている物価高の影響を名古屋の大須商店街で聞いてみると…。
2歳の子供を持つ主婦:
「オムツはめっちゃ使うので、上がるとちょっと厳しいなというのはあります」
1歳の子供を持つ主婦:
「子供がいてお金がかかるし、電気代とかもめっちゃ高くなってるじゃないですか。エアコンは一日中寝る時もなので、すごい高いです」
オムツや電気代の上昇は、特に小さな子どものいる家庭を直撃しているようです。ほかにも…。
50代会社員:
「ガソリン代とか一回満タンにする時に、明らかに高いなって」
40代会社員:
「携帯は高くなったな。なかなか買い替える機会はないですけど、高いですね。コロナ禍もあって景気が厳しい中で、全体的に給料も下がっている」
収入と反比例する物価の上昇で、生活への影響が強まっていますが、中でもやはり大きいのは…。
20代主婦:
「油、小麦は特売じゃないと高い。夕方くらいに生鮮食品が安くなるので、それでまとめ買い」
60代女性:
「油かな、油高くなったね、天ぷら油とかね。1000mlが140円くらいで買えたのが200円近くになって、今なんか300円出てるもんね。あれは異常だね」
必需品である食料品の価格上昇は家計を直撃。物価高への対策は…。
60代女性:
「(油は)小さい500mlだと高く付くから、500mlを3本買うよりはやっぱり大きいのを買ったほうが少しでも安いかなと思って」
少しでも安くなるよう、知恵を絞っていました。一方、飲食店では…。
メガケバブ大須3号店の店長:
「お肉も高くなって、小麦粉、野菜、マヨネーズ、ソース、ケチャップ、全部値上がりしている」
大須で17年間店を構えるケバブの専門店では、ブラジルなどから肉や調味料を輸入しているため円安が直撃。悩んだ末に、ほとんどのメニューを100円値上げしました。
それでも、看板メニューだけは500円に据え置きました。
メガケバブ大須3号店の店長:
「みんなに美味しい味を食べさせたい。(500円なのは)中学生とか大人も誰でも買えるように。利益は減ってます、ギリギリでやってます。電気節約とかスタッフとか、全部気を付けてやらないと赤字になります」
商店街から聞こえてくる悲鳴。取材を続けていると、油の話をしていた女性を再び発見。スーパーを変えながら少しでも安いものを探し歩いていました。
60代女性:
「たくさん買ってきた、お菓子と牛乳かな。(牛乳が)10円くらい違う」
進む円安と物価高。今後の生活への影響が注目されます。
日銀の黒田総裁:
「2%の物価安定の目標を、賃金上昇とともに実現して持続させる。企業等にとって緩和的な金融環境を、引き続きしっかりと維持していく考えです。当面ですね、金利を引き上げるというようなことはないと言ってよいと思います」
日銀は22日までの2日間の会合で、短期金利をマイナス、長期金利を0%程度に誘導する、現行の大規模な金融緩和策を維持することを決めました。
一方で21日、アメリカのFRB=連邦準備制度理事会は、政策金利を0.75%と大幅に引き上げることを決定。
金融政策の方向性の違いが一段と際立つことになった日本とアメリカ。すると正午前、東京外国為替市場では円を売ってドルを買う動きが急速に強まり、1998年以来およそ24年ぶりに一時1ドル145円台を付けました。
50代男性:
「スマホにニュースで入ってきて、あー(145円)超えたんだなって。この先ちょっと普段の生活面でも不安は大きくなっていきますよね」
60代女性:
「どこまで進むのかな、ちょっと不安ではありますね」
円安が進み街から上がるのは、生活への不安の声。すでに始まっている物価高の影響を名古屋の大須商店街で聞いてみると…。
2歳の子供を持つ主婦:
「オムツはめっちゃ使うので、上がるとちょっと厳しいなというのはあります」
1歳の子供を持つ主婦:
「子供がいてお金がかかるし、電気代とかもめっちゃ高くなってるじゃないですか。エアコンは一日中寝る時もなので、すごい高いです」
オムツや電気代の上昇は、特に小さな子どものいる家庭を直撃しているようです。ほかにも…。
50代会社員:
「ガソリン代とか一回満タンにする時に、明らかに高いなって」
40代会社員:
「携帯は高くなったな。なかなか買い替える機会はないですけど、高いですね。コロナ禍もあって景気が厳しい中で、全体的に給料も下がっている」
収入と反比例する物価の上昇で、生活への影響が強まっていますが、中でもやはり大きいのは…。
20代主婦:
「油、小麦は特売じゃないと高い。夕方くらいに生鮮食品が安くなるので、それでまとめ買い」
60代女性:
「油かな、油高くなったね、天ぷら油とかね。1000mlが140円くらいで買えたのが200円近くになって、今なんか300円出てるもんね。あれは異常だね」
必需品である食料品の価格上昇は家計を直撃。物価高への対策は…。
60代女性:
「(油は)小さい500mlだと高く付くから、500mlを3本買うよりはやっぱり大きいのを買ったほうが少しでも安いかなと思って」
少しでも安くなるよう、知恵を絞っていました。一方、飲食店では…。
メガケバブ大須3号店の店長:
「お肉も高くなって、小麦粉、野菜、マヨネーズ、ソース、ケチャップ、全部値上がりしている」
大須で17年間店を構えるケバブの専門店では、ブラジルなどから肉や調味料を輸入しているため円安が直撃。悩んだ末に、ほとんどのメニューを100円値上げしました。
それでも、看板メニューだけは500円に据え置きました。
メガケバブ大須3号店の店長:
「みんなに美味しい味を食べさせたい。(500円なのは)中学生とか大人も誰でも買えるように。利益は減ってます、ギリギリでやってます。電気節約とかスタッフとか、全部気を付けてやらないと赤字になります」
商店街から聞こえてくる悲鳴。取材を続けていると、油の話をしていた女性を再び発見。スーパーを変えながら少しでも安いものを探し歩いていました。
60代女性:
「たくさん買ってきた、お菓子と牛乳かな。(牛乳が)10円くらい違う」
進む円安と物価高。今後の生活への影響が注目されます。