コロナ感染対策に潜む危険 火気付近の飛沫防止シートや高温車内の消毒液は発火のおそれ 火災も多発

中京テレビ
06.18(木)05:00

 新型コロナの感染対策のはずがまさかの事態に…。そんなこともあるようです。

 

 名古屋市中区にある魚の粕漬けが有名な店「鈴波 本店」。店内の席と席の間に置かれていたのは、「飛沫防止シート」です。

「見た目よりも、あった方がいいかなと思います」
「母もここが大好きですが、こんな対策をしているので安心して連れて来られた」(客)

 新型コロナウイルスの感染対策として、店や飲食店などでよく見かけるようになった飛沫防止シート。

 しかし…

「ちまたでよくみられるシートは、“燃えやすいものが多い”かなと思います」(名古屋市消防局 危険物係 高橋宏幸主任)

 ホームセンターなどで購入できる透明のビニールシートは、簡単に燃え広がるといいます。

 大阪市消防局の施設で行われた実験では、ビニールシートと火の距離感を誤ると簡単にシートに燃え移り、火はあっという間に広がることがわかりました。

 実際、(今年4月)大阪府内の店で客が買ったライターを試しにつけてみたところ、近くのシートに火が燃え移るといった火災も起きています

「(ビニールシートの設置は)じか火の近くを注意してもらいたいし、じか火でなくても高温の近くは危険だととらえてもらればいいかと思います」(名古屋市消防局 危険物係 高橋宏幸主任)

 実際に飛沫防止シートを設置している鈴波本店でも、厨房から離れた場所に置くよう気をつけているといいます。

「火に近づけたら危ないというのは認識している。防炎素材は価格が高いと感じたので、(ビニールシートは)火元から離して食べやすい環境をつくるのが僕らの仕事」(鈴波 近藤剛一さん)

 そして、新しい生活様式に欠かせなくなっているアイテムでもこれからの季節、火災の危険が…それは、「アルコール消毒液」を車内へ放置してしまうことです。

 アルコール消毒液を火に近づけると危ないことは知られていますが…

「車の中はこれから夏に向けて車内温度が約70℃にもなるので、車内や直射日光が当たる場所での(アルコール消毒液の)放置は大変危険」(名古屋市消防局 危険物係 高橋主任)

 いつでもすぐに使えるようにと、最近では車にも常備する人が増えてきたアルコール消毒液。条件がそろえば大きな火災につながる可能性があるそうです。

「温度によっては車内全体にアルコールが充満している可能性もある。その状態でたばこを吸ったりすると、それを火種に着火する恐れがあります」(名古屋市消防局 危険物係 高橋主任)

 たばこ以外にも静電気などの小さな火種でも引火する危険性があるという、アルコール消毒液。もし車に置き忘れてしまった場合は、まず窓を開けて換気するといいという事です。

 新型コロナウイルスの感染対策で新しい生活様式が始まっていく中、その安全性にも気をつけていく必要がありそうです。

 実は、コロナにまつわる火災の危険には、驚きのデータも…。

 愛知県で外出自粛が呼び掛けられていた今年の3月~5月の名古屋市内の住宅火災(コンロが出火の原因)の件数を過去5年の平均値と比べると、過去5年の平均が12件なのに対しことしは25件と倍以上になっています。

 コンロでの出火が増えている理由について、名古屋市消防局によると「原因には外出自粛が続き自宅で料理する人が増えたことがあるのではないか」ということです。

 これに対し、簡単にできる対策が3つあるそうで…

①火をつけたら、その場から離れない
②火をつけたら、周りにモノを置かない
③火をつけたら、ゆったりした服に注意

 この3つを心掛けて欲しいということです。

Locipo(ロキポ)
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