愛知県の最低賃金 過去最大の上げ幅となる見通し 50円引き上げで時給1077円に
08.05(月)12:09
愛知県の最低賃金が過去最大の上げ幅となる見通しです。愛知県の最低賃金を決める審議会は、8月5日、最低賃金を50円引き上げ、時給1077円とするよう愛知労働局の小林洋子局長に答申しました。
50円の引き上げは過去最大で、県内の物価の上昇率や、県内の春闘の結果などを踏まえ、総合的に判断されたということです。
今回の答申内容については、労働者側が「関東圏への人材流出を防ぐためには50円を超える引き上げが必要」などと反対しましたが、採決の結果、50円の引き上げで決定しました。企業側の代表は「業績が回復していない企業もある。50円の引き上げは苦渋の判断であったと理解してほしい」と話しています。
愛知県の新たな最低賃金は、異議の申し出がなければ10月1日からの適用となります。