
大規模漏水 別の河川からも取水開始 農業用水の早期供給再開へ緊急的な対応

05.22(日)08:40
愛知県豊田市の矢作川から水を取り込む施設で大規模な漏水が発生した問題で、東海農政局は21日、別の河川からも緊急的な取水を開始したことを明らかにしました。
この問題は、今月15日、矢作川の取水施設で漏水が確認され、その後、漏水の規模が拡大したもので、水田などに使われる農業用の水の供給が停止したままになっています。
施設を所管する東海農政局は、これまで矢作川から水をくみ上げる仮設ポンプの設置を進めてきましたが、21日には、大谷川にもポンプを設置し取水を開始したということです。
矢作川周辺は、ポンプを設置する場所の確保が難しくなってきていることなどから、早期に取水量を確保するための措置です。
一方、愛知県も22日に、猿渡川にポンプを設置し、準備が整い次第、水のくみ上げを開始する予定です。
この問題をめぐっては、田植えシーズンを迎えた農家から水を必要とする強い声が相次いでいますが、農業用水の供給はストップしたままとなっています。