扉の溶接が不十分と結論…近鉄「アーバンライナー」扉1cm程開いたまま走行の事故 定期検査で確認できず
2022.12.01(木)
1年前、三重県で近鉄の特急電車の扉が開いたまま走行した事故で、扉の溶接が不十分だったことが明らかになりました。
2021年11月、三重県の伊勢朝日駅近くで、近鉄名古屋駅発=大阪難波駅行きの特急「アーバンライナー」が、最後尾の車両1か所の扉がおよそ1センチ開いたまま走行しました。
ケガ人はいませんでしたが、国の運輸安全委員会が「重大インシデント」として調べていました。
運輸安全委員会は12月1日、調査報告書を公表し、事故の原因について「内側に2つ折りで開く『折り戸』扉の回転軸の溶接が不十分だったため」と結論付けました。
回転軸は扉の骨組みなどに覆われていたため、目視で行っていた定期検査では確認できず、近鉄は「点検の強化などを行い再発防止に取り組んでまいります」とコメントしています。
2021年11月、三重県の伊勢朝日駅近くで、近鉄名古屋駅発=大阪難波駅行きの特急「アーバンライナー」が、最後尾の車両1か所の扉がおよそ1センチ開いたまま走行しました。
ケガ人はいませんでしたが、国の運輸安全委員会が「重大インシデント」として調べていました。
運輸安全委員会は12月1日、調査報告書を公表し、事故の原因について「内側に2つ折りで開く『折り戸』扉の回転軸の溶接が不十分だったため」と結論付けました。
回転軸は扉の骨組みなどに覆われていたため、目視で行っていた定期検査では確認できず、近鉄は「点検の強化などを行い再発防止に取り組んでまいります」とコメントしています。