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コロナ患者の急減が関係か…インフルエンザの流行が“異例の長期化” 小児科医「あと1カ月程続く恐れも」

東海テレビ
2023.03.29(水)

 今シーズンはインフルエンザの流行が、間もなく4月という現在もまだ続いています。流行が長期化している背景を取材しました。  三重県津市にある小児科クリニック。取材した29日、春休み中の子供たちなどが次々と診察に訪れていました。

 発熱などの症状に悩まされているようですが、最も疑われるのはコロナではなく「季節性インフルエンザ」です。3月が終わりかけの今も、流行が続いています。  三重県では、定点医療機関当たりの患者報告数が3月26日までの1週間で7.88人、その前の1週間では9.46人と、インフルエンザ注意報の指標となる「10人」に迫りました。  国立感染症研究所がまとめた全国の感染状況を見ると、3月19日までの1週間で「インフルエンザ注意報」以上のレベルが出されていたのは、計37都道府県。コロナ前、インフルエンザが猛威を振るっていた2019年のほぼ同じ時期と比べると、「季節外れの流行」となっていることがわかります。

 29日午前中はいませんでしたが、取材した津市のクリニックでも、28日は1日で3人、多い日は1日10人近くがインフルエンザ陽性と判定されているといいます。 岩尾こどもクリニックの岩尾院長: 「(インフルエンザは)例年ですとお正月明けぐらいから2月の頭にかけて、一気に感染が広がって一気に終わっていくという形で、今年は年明けぐらいから終わりそうになったところでダラダラとピークが続いている」  岩尾院長が指摘するのは、例年にはない流行の長期化です。  4シーズン前は、インフルエンザの流行は1月に入ってピークを迎え、2月には収束傾向に。翌シーズンはさらに早い12月のピークから、2月にかけて緩やかに収束していました。  その後は2シーズン続けてコロナ禍で流行はありませんでしたが、今シーズンは年末から徐々に増え始め、例年は下火となる3月に入っても流行が続く異例の状況となっています。

 今シーズンの流行は、「コロナ患者の急激な減少」が関係している可能性があるといいます。 岩尾こどもクリニックの岩尾院長: 「同じようなウイルスが1つ流行ると、よく似たウイルスが入ってこられない。一気にコロナの感染者が減ってきて、3月に入ってかなり減った。コロナが一気に下がったので、インフルエンザの空きスペースができたから、それでなんとなく減りきらずにダラダラと続いてる可能性はあるんじゃないかな」  岩尾院長によると、流行はあと1か月ほど続く恐れがあるという今シーズンのインフルエンザ。予防には、手洗いやうがいといった基本的な感染対策が重要です。

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