中部地方の経済4団体が会見 「最大限経済を回し、反転攻勢をかける」

01.07(金)16:25
中部地方の経済4団体のトップが、7日、名古屋市内で年頭の記者会見を開き、新型コロナウイルスの影響で打撃を受けた経済の立て直しに向け、「反転攻勢をかける一年にしたい」などと抱負を述べました。
4団体のうち名古屋商工会議所・山本亜土会頭は、会見で、「製造業は、ある程度まで回復しているものの、宿泊、観光、飲食、交通業は、まだまだ厳しい」などと、依然として中部地方の経済が厳しい状況にあると指摘しました。その上で、山本会頭は「しばらくコロナとの闘いが続くが、失った2年の遅れを取り戻すため、最大限経済を回すのが重要で、反転攻勢をかける一年にしたい」と、感染対策を取りながら経済活動を活発化させていくことが重要との考えを示しました。
新年に入り、オミクロン株の広がりに対する懸念が強まっていますが、会見に臨んだ中部経済連合会・水野明久会長は「今年こそはコロナ禍を克服して社会経済の新たなスタートがきれる年としたい。コロナ禍で傷んだ経済を立て直す」と抱負を述べました。
会見後には、賀詞交歓会が、2年ぶりに開かれましたが、例年、約800人が集まるところ、感染対策のため招待人数が70人にまで絞られました。