落ち着かない?“ブラックサンダー”だらけの部屋 「ホテルを旅の目的地に」アフターコロナ見据えた取り組み 愛知・豊橋市

愛知県豊橋市でチョコレート菓子“ブラックサンダー”を製造する「有楽製菓」と、豊橋駅に直結する「ホテルアソシア豊橋」がコラボして、ユニークな客室を登場させました。客室には、さまざまな仕掛けがあり話題に。すでに40件ほどの予約が入っているそうなんです。
話題の客室は“ブラックサンダールーム”。いったい、どんな部屋なのでしょうか。
中に入ってみると、部屋中がブラックサンダーの商品パッケージなどで装飾されていました。
ベッドには、商品パッケージを模したオリジナルの枕に、ベッドカバー。
「なんとも落ちつかない部屋ですね」(記者)
「ブラックサンダーのワクワクする世界観を楽しんでもらえればと思います」(ジェイアール東海ホテルズ 岡田瑞希さん)
客室には、ブラックサンダーの装飾だけでなく、さまざまな仕掛けが。
カーテンを開けると、発売されたブラックサンダーのパネルが隠れています。
また、ブラックサンダーのパッケージでつくったマフラーが用意されていて、記念撮影ができます。
宿泊の特典はこの他にも。
チェックインの時には、ブラックサンダーのつかみ取り。
大人なら10個くらい取れるそうです。
朝食には、トースト専用ブラックサンダー付きのビュッフェが提供されます。
ところで、なぜ、ブラックサンダールームをつくったのでしょうか。
「コロナ禍で、このホテルを旅の目的地として楽しんでもらえたらということで、(有楽製菓との)コラボルームをつくりました」(ジェイアール東海ホテルズ 岡田さん)
狙いは、アフターコロナを見据え、新たな宿泊需要を掘り起こすこと。
このホテルグループでは、名古屋駅に直結する「名古屋JRゲートタワーホテル」で、6月まで老舗和菓子メーカー「両口屋是清」とコラボした“千なりルーム”を販売し、大きな反響がありました。
ブラックサンダールームでも、宿泊客を呼び込みたい考えです。
一方、初めてホテルとコラボした有楽製菓は、この部屋をきっかけに「豊橋の魅力を発信し、豊橋を盛り上げたい」としています。
ブラックサンダールームの宿泊期間は、6月1日~8月31日まで。
すでに40件ほどの予約が入っているということです。