「鍋モード」全開! 鍋に欠かせない白菜、今年の出来は「順調」

東海地方は12日、今シーズン最も寒い朝を迎えました。岐阜県高山市では初めて氷点下の冷え込みになりました。そんな時に温まるのが「鍋」。材料となる野菜のお値段が気になるところです。
12日の最低気温は名古屋で6.3℃、三重県の津で7.5℃を観測。また岐阜県高山市では今シーズン初の氷点下となり、高山市宮之前ではマイナス4.1℃を観測しました。
愛知県豊田市の猿投地区では、11日から白菜の収穫が始まりました。
今年の白菜は台風の影響を受けず、適度な雨量で順調に生育し、収穫時の冷え込みで出来も良好だといいます。
白菜の収穫のピークは12月。全国的にも出来は順調で、価格も安定しそうです。
「去年より求めやすくなる。1ケース(15kg)200~300円ほど安く買えると思う」(JAあいち豊田 猿投営農センター 杉浦悠介さん)
鍋料理のおすすめは

これからの季節、食べたくなるのは鍋料理。
愛知県春日井市のスーパー「エフ マルシェ」の福丸明男社長によると「お値段はただいま半切り、半分カットで171円。ひと玉でも279円。夏場は今より倍程度の値段だったが、今年は茨城県産が豊作で徐々に下がってきています」とのことです。
12日、店頭に並んでいた白菜は「茨城県産」。今後、愛知県産が入荷すれば、さらに50円ほど値下がりする見込みです。
おすすめの鍋料理を聞きました。
福丸社長は「やっぱりキムチ鍋。白菜と言えばキムチで、キムチ鍋で白菜以外にもネギがただいまお値打ちになっています」と話します。
鍋料理に欠かせないネギは、半年前と比べ100円程度、ダイコンは120円以上、安く販売できているといいます。
「台風が日本に上陸するのが少なかったのは、ものすごく大きいと思います。台風がもう1つ通ってしまうと野菜が全滅してしまいますので」(福丸社長)
店内は“鍋モード”全開。鍋スープの商品を充実させ、店の目立つ場所で展開しています。さらに鮮魚売り場では“鍋フェア”も開催中で、例年並みの漁獲量があった「タラ」がおすすめだということです。





