新型コロナに加え、害虫「カメムシ」まで… 苦悩する果物生産の現場

中京テレビ
07.09(木)04:08

 新型コロナウイルスに加え、害虫まで…。続々と旬を迎える果物生産の現場が、苦境に立たされています。

 

 愛知県田原市のメロン農家。新型コロナの影響でメロン狩りの客が減り、順調に育ったメロンが余っているといいます。価格も下がり始めているといい、農家にとっては大きな痛手です。

 田原市の道の駅 田原めっくんはうすには、行き場を失ったメロンがずらり。

「田原市では新型コロナの影響で、メロン狩りが中止になっている所が多い。メロンが行き場を失っている。それを引き取って1~2割ほど安く提供している」(田原めっくんはうす広報 あみきさん)

 

 余ってしまった地元のメロンを、少しでも多くの人に食べてもらおうと、道の駅では7月から新たな取り組みを始めました。

「対象商品を購入した人や、お食事をした方が、スタンプをためると豪華な賞品が当たる」(田原めっくんはうす広報 あみきさん)

 

 その名も「メロンにめろめろスタンプラリー」(9月27日まで)。田原市内の26店舗すべての店を回ると、メロン2玉などがもらえるというイベントです。

 

 田原市内にある喫茶店「こーひー家 茶苑」も、スタンプラリーに参加する店舗の1つ。この店では新しく、メロンを使った“ミルクセーキ”を販売することにしました。

「メロンをきっかけに渥美半島を盛り上げていきたいという思いで作った」(こーひー家茶苑 山田直弘店長)

 地元のメロンをたっぷり使用し、香りと甘みが引き立つようミキサーにかけた後、丁寧に裏ごしするなど試行錯誤を繰り返した自慢の品だといいます。

 

 他の店でもメロンを器にして崩しながら食べるメロンソーダや、果汁だけでなく果肉も入ったジェラート、メロンの上に豪快にかき氷を乗せた商品など趣向を凝らしています。

「観光客が減っている中で、田原の飲食店が一丸となって盛り上げていく企画なので、みなさんに来てほしい」(こーひー家茶苑 山田店長)

 

 これから旬を迎える果物のなかには、新型コロナウイルス以外の思わぬ影響を受けているものも。

 愛知県小牧市の「西尾ぶどう園」で、大きな実をつけた巨峰。これから色がつき、8月には収穫の最盛期を迎えるといいますが…。

「変色して、刺したような、なめたようなものがある」(西尾ぶどう園 西尾昇さん)

 

 一部が変色し、硬くなっている巨峰の実。小さな天敵“カメムシ”の仕業だといいます。

 ぶどう園で見つけたのは、体長1センチほどのカメムシ。収穫前の巨峰の実からカメムシが果汁を吸い、その跡が傷として残ると、商品として販売できなくなることも。

 

 そんなカメムシが、ことしは大量発生しているといいます。愛知県の調査では、例年の約3倍もの数が確認され、7月3日までに、愛知県と岐阜県を含むのべ22府県で通称「果樹カメムシ注意報」が発表されています。


     


 なぜ、今年はカメムシが大量発生しているのでしょうか?

「(発生が)多い年と少ない年の交互という傾向がある。昨年の秋、発生が多かったので、昨年の多かった量が引き続き活動していると考えられる」(愛知県農業総合試験場 病害虫防除室 閏間貞雄さん)

 

 農林水産省などによると、暖冬の影響で昨年の秋に発生したカメムシの多くが冬を越してしまったのではないか、ということです。

 このぶどう園では、慎重に粒を間引き、味や品質を保つよう細心の注意を払っていました。

「おいしいブドウができるので、たくさん買っていただけるようにしたい」(西尾ぶどう園 西尾さん)
 

Locipo(ロキポ)
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