人気を集める“インターナショナルスクール” ネックは学費
2023.01.20(金)
受験シーズン真っただ中。
いま進路の一つとして注目されているのが「インターナショナルスクール」です。インターナショナルスクールはどんなところ?なぜいま人気を集め始めているのか?
国際教育評論家村田学さんにお聞きしました。
まずインターナショナルスクールは幼稚園・小学校・中学校・高校とあります。基本的にすべての学校で校内では「英語」もちろん授業もすべて「英語」です。
学校によって特色は様々ありますが、日本の学習指導要綱ではなく海外のカリキュラムで学ぶ所が多いです。授業も問題の「正しい答え」よりもそれに対し「どう考えたのか」つまり「考える力」を評価するようなものが多いということです。
村田さんいわく、日本は分からないことを「恥」としますがインターは分からないことを把握することが評価されます。
インターは、これまで日本に海外赴任する駐在員やエンジニアなどのお子さんたちが通っていたり日本人でも帰国子女の子供たちがメインで通っていました。
最近では帰国子女ではなくても国際的な人材に育ってほしいと考える保護者が自分の子供を通わせているパターンが増えてきているからということです。
こういったニーズが増えてきた背景もありインターナショナルスクールが全国的にもどんどん開校しているます。村田さんによりますと大学進学の際、進学先が日本の大学だけでなく世界の大学を視野に入れられるというのも人気を集めている要因の一つだそうです。
愛知県内にはおよそ30のインターナショナルスクールがあってそのうち県が認可しているのは2校となります。
確かに幼いころから英語に触れさせられるならそうさせたいという親心もわからないいこともありません…。
しかし、学費が高い点がネックになってきます。
例えば一般的な私立の幼稚園だと年間平均40万くらい、私立の小・中・高校だと学費が年間平均およそ80万くらいです。対して認可外のインタナショナルスクールは幼稚園が年間平均100万~150万くらい。小・中・高校は年間平均200万~300万くらいです。
村田さんによると、行政から認可された私立の幼稚園や学校には助成金が支払われています。我々が実際に学校側に払う学費が抑えられているんです。
この助成金がなければ1人あたりの学費はインターと変わらないくらいになるんです
インターにも助成金を導入すれば学費も下がっていくのかというと、そう簡単にはいかず…。
法律や制度が整っていないため助成金を…というのは難しいということです。
ただ村田さんは「私立の学校がインターナショナル化していくのではないか。」とも話します。
今ある私立の学校のなかで全編英語で授業をしたり専用のコースを作ったりインターナショナル教育に手を挙げていく所が増えるのでは、ということです。
インターに通っていても、日本の大学に進学できるのでしょうか?
IB、国際バカロレアって聞いたことある方もいるかもしれませんが、国際的に通用する大学入学資格があり、日本でも文科省が正式に認めているものです。
IBを取り入れている日本の大学を受験することができますしもちろん海外の大学も受験可能です。
最後に、インターナショナルスクールや海外の大学に進学することが自然と選択肢の中に入ってくるようになれば可能性も広がり日本の教育環境ももっと良くなるのでは、と村田さんは話されていました。
いま進路の一つとして注目されているのが「インターナショナルスクール」です。インターナショナルスクールはどんなところ?なぜいま人気を集め始めているのか?
国際教育評論家村田学さんにお聞きしました。
まずインターナショナルスクールは幼稚園・小学校・中学校・高校とあります。基本的にすべての学校で校内では「英語」もちろん授業もすべて「英語」です。
学校によって特色は様々ありますが、日本の学習指導要綱ではなく海外のカリキュラムで学ぶ所が多いです。授業も問題の「正しい答え」よりもそれに対し「どう考えたのか」つまり「考える力」を評価するようなものが多いということです。
村田さんいわく、日本は分からないことを「恥」としますがインターは分からないことを把握することが評価されます。
インターは、これまで日本に海外赴任する駐在員やエンジニアなどのお子さんたちが通っていたり日本人でも帰国子女の子供たちがメインで通っていました。
最近では帰国子女ではなくても国際的な人材に育ってほしいと考える保護者が自分の子供を通わせているパターンが増えてきているからということです。
こういったニーズが増えてきた背景もありインターナショナルスクールが全国的にもどんどん開校しているます。村田さんによりますと大学進学の際、進学先が日本の大学だけでなく世界の大学を視野に入れられるというのも人気を集めている要因の一つだそうです。
愛知県内にはおよそ30のインターナショナルスクールがあってそのうち県が認可しているのは2校となります。
確かに幼いころから英語に触れさせられるならそうさせたいという親心もわからないいこともありません…。
しかし、学費が高い点がネックになってきます。
例えば一般的な私立の幼稚園だと年間平均40万くらい、私立の小・中・高校だと学費が年間平均およそ80万くらいです。対して認可外のインタナショナルスクールは幼稚園が年間平均100万~150万くらい。小・中・高校は年間平均200万~300万くらいです。
村田さんによると、行政から認可された私立の幼稚園や学校には助成金が支払われています。我々が実際に学校側に払う学費が抑えられているんです。
この助成金がなければ1人あたりの学費はインターと変わらないくらいになるんです
インターにも助成金を導入すれば学費も下がっていくのかというと、そう簡単にはいかず…。
法律や制度が整っていないため助成金を…というのは難しいということです。
ただ村田さんは「私立の学校がインターナショナル化していくのではないか。」とも話します。
今ある私立の学校のなかで全編英語で授業をしたり専用のコースを作ったりインターナショナル教育に手を挙げていく所が増えるのでは、ということです。
インターに通っていても、日本の大学に進学できるのでしょうか?
IB、国際バカロレアって聞いたことある方もいるかもしれませんが、国際的に通用する大学入学資格があり、日本でも文科省が正式に認めているものです。
IBを取り入れている日本の大学を受験することができますしもちろん海外の大学も受験可能です。
最後に、インターナショナルスクールや海外の大学に進学することが自然と選択肢の中に入ってくるようになれば可能性も広がり日本の教育環境ももっと良くなるのでは、と村田さんは話されていました。