現役大学生で運営のカレー屋 コロナ禍でオープン 「先が見えない今こそ本当にやりたいことを」 名古屋市

中京テレビ
03.24(水)19:00

“野菜がおいしい”と評判のカレー屋さん。実は、代表も社員も全員現役大学生なんです。去年5月に起業したきっかけは、新型コロナウイルス。コロナ禍で先が見えない今だからこそ、「本当にやりたいことをやってみよう」という思いで始めましたが、大きめの野菜を具に使い、リピーター客を多く獲得するなど、人気となっています。

 

名古屋市千種区にあるテイクアウト専門のカレーショップ「八○吉(やおきち)」。
スパイスをきかせたカレーに、ご飯の上に大きめの野菜が乗ったカレーライスが特徴です。

メニューは、店イチオシの「八○吉カレー」と「月替わりのカレー」の2種類。
どちらのカレーも、旬を迎えた一番おいしい野菜をたっぷりと使い、大人から子どもまで食べられる味付けにこだわっています。

 

今年1月にオープンしたばかりですが、すでにリピーター客も多く、人気が出ています。

カレーの魅力を聞くと――。

「近くに住んでいるので食べてみたらおいしかったので、また何回も来ている」
「すごく野菜がおいしくて、かむほど味が出る。すごく甘くておいしいです」(リピーター客)

 

お店の代表、吉田泰翼さん(21)を含め、4人いる社員も全員、現役の大学生。

アルバイトなどのスタッフを合わせても、平均年齢は21.6歳という若さです。

 

新たに飲食店を始めたきっかけは、仲間同士での何気ない会話だったといいます。

「(新型コロナの影響で)『これから世の中どうなるんだろうね』とか『どういうことをやりたいんだろう』って熱く話してた時に、このままじゃいけないんじゃないかって。その中で新しい挑戦を始めたっていう感じ」(八○吉 吉田泰翼 代表)

「先が見通せない今、本当にやりたいことを見つけて、自分たちで店を始めてみよう」と去年5月、まずはデリバリーからスタート。そして、クラウドファンディングなどで資金を集め、ついに店舗を構えたのです。

 

いまどきの大学生らしく、宣伝は「SNS」で発信。

また、「月替わりのカレー」を決める際などは、常連客や料理家などを招いて試食会を開き、客観的な意見も取り入れるなどの工夫も。

試食会からできた“1日分の野菜がとれるカレー”。野菜たっぷりのカレーが作れるのは、吉田さんの実家が関係していました。


実は吉田さんの実家は八百屋さん。店で使う野菜は、実家から仕入れているんです。

息子の起業に、お父さんの泰規さんは、初めは驚いたといいます。しかし…。

「カレー)おいしかった。八百屋冥利(みょうり)に尽きる。とにかく、きょう、あす、あさっての自分をつくるのは、きょうの自分だと思っている。きょうを目いっぱい頑張れば、あすにつながっていくって気持ちを持ってやってもらいたい」(泰翼さんの父 吉田泰規さん)

 

これから世の中がどうなるか分からない中で始めたお店。吉田さんはうまく軌道に乗せて、店舗の拡大を目指しています。

「自分含め、会社の仲間も今、この年齢だからとか言い訳や弱音なしに、これから社会とお客さんと向き合って、お父さんの背中追っかけるじゃないけど商売やっていけるように頑張りたい」(吉田さん)

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