「ピンポン球消毒装置」を開発 “文武両道”モットーの工業高校卓球部 練習はほぼ元通りに 愛知・刈谷市

中京テレビ
03.30(火)19:00

愛知県の工業高校の卓球部が、自分たちで「ピンポン球消毒装置」をつくり話題となっています。

練習に支障を与えるほど大変になっていたという、ピンポン球の消毒作業。“紫外線”に目をつけ一気に消毒できる装置をつくることで、練習はほぼ元通りになったということです。

 

愛知県立刈谷工業高校。体育館で練習中の卓球部。一心不乱に練習する部員の足元にはたくさんのピンポン球が。練習では100個以上使うといいます。

床に落ちた球をタモで拾って集めたら、また練習かと思いきや、練習には使わず、木の箱のような物に集め始めました。

 

実はこの木の箱、自分たちで作った「ピンポン球消毒装置」です。


 

使い方はいたって簡単。箱の上の部分にピンポン球を流すと、センサーが反応して自動でスイッチが入り、球を箱の中に取り込みます。

 

球は、空港の保安検査を通過する荷物のようにゆっくり箱の中を進みます。

そして、箱の下の部分からウミガメの産卵のように出てこれば消毒完了ということだそうです。

ピンポン球は箱の中を通るだけですが、なぜ消毒できるのか…。

その理由は“紫外線”。一定時間当てれば、消毒効果が得られるといいます。

 

「ピンポン球消毒装置」をつくったきっかけは、卓球部ならではのつらい事情がありました。

「新型コロナが流行するようになってから、ボールや台の共有が禁止されてしまった」(中西巧 副部長)

新型コロナの影響で、消毒していない球の共有ができなくなったのです。最初は球拾いをするたびにアルコール消毒をしていました。 

「自分たちは、(1回の消毒に)20分くらいかかった。めんどくさいな…と」(村上流聖 部長)

 

消毒に時間をとられるだけでなく、球自体にも影響が…。


 

「何回もアルコール消毒をすると、球がツルツルになって、多少なりとも回転や球質が変化して球にも悪影響があったと思います」(中西副部長)

アルコール消毒は球の劣化を早めてしまい、打つ感触などに違いが出るそうです。

球を大事にするために練習で使う球を、ひと組につき1個に限定にしたのですが、落とした球を拾い、また打っては拾い、と練習している時間より球拾いをしている時間の方が長くなってしまいました。

 

そんなとき、手を差し伸べたのが顧問の加藤先生でした。

 

「工業高校なので文武両道。部活もできて、物作りもできるというのが理想的な姿。これをいい機会に物作りの方も勉強してもらおうかなと」(卓球部顧問 加藤寛康 教諭)

というわけで、去年7月から開発をスタート。部品をイチから手作りし、球の転がるスピードなどを調整。3か月かけて完成させたのです。

まさに“必要は発明の母”。短時間で多くの球を消毒できるようになったことで、練習はほぼ元通りになったといいます。

「最初のアルコール消毒や1球練習よりは、普段に近い練習ができて、とても良くなったと思う」(中西副部長)

コロナ禍をアイデアで乗り切る卓球部。目標は次の大会での優勝です。

Locipo(ロキポ) 無料テレビ動画・見逃しネット配信サービス
無料Locipo アプリ

スマホアプリで
Locipoを楽しもう! ▶

ウェブにはない機能がいっぱい!

App Store QR codeGoogle QR code
  • 東海テレビ
  • 中京テレビ
  • CBCテレビ
  • テレビ愛知
© CBC TELEVISION CO.,LTD. |©中京テレビ|©「かよチュー」実行委員会|©テレビ愛知|©東海テレビ|© Project Vanguard if/Aichi Television|©ニャンだ?フルアイランド製作委員会|Ⓒ中京テレビ|© CBC TELEVISION CO.,LTD. 🄫中日ドラゴンズ 一般社団法人日本野球機構承認 🄫Konami Digital Entertainment|©フジテレビジョン|@テレビ愛知各ページに掲載の記事・写真の無断転用を禁じます。
©東海テレビ, 中京テレビ, CBCテレビ, テレビ愛知 2020 All Rights Reserved.