「緊張する」「楽しかった」…学校に子供の笑い声戻るもマスクに検温,3密対策等「新しい生活様式」
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長かった学校の休校。愛知県でも25日、多くの学校が再開しました。新型コロナウイルスへの感染予防対策が求められるなか始まった本格的な授業。子どもたちの様子を取材しました。
黄色い帽子に、感染予防のためのマスク。新しい生活様式が求められる中での通学風景です。
愛知県東海市の加木屋小学校でも、25日から学校再開。今週は全校児童が半数ずつに分かれて一日おきに登校します。
新型コロナの影響による学校の新しい生活様式、その一つが体温チェックです。自宅で測ってくることになっていますが、測ってこなかった児童に対しては。校舎の入口で先生が測ります。
学校では先週、身体測定などを行ったため登校日がありましたが、本格的な授業は25日からです。
久しぶりの授業に、疲れた様子を見せる児童も…。
女子児童:
「久しぶりの授業は一番緊張する」
男子児童:
「ちょっとついていけないところもあるけど、授業を受けれてとっても楽しかったです」
再開初日となった25日は、算数や国語といった科目に加えて、新型コロナに関する授業も行われ、感染予防の対策のほか、感染者を差別しないよう教えていました。
授業は午前中の3時間のみ。児童が帰った教室では…。
机を拭く先生:
「子供たちが使った場所を消毒しています。大変ですけれども、子供たちの感染防止ということでやっていることです」
普段は給食のあと、児童らが掃除を行いますが、今週は短縮授業で掃除は先生が行います。新たな学校生活の維持。教職員にかかる負担は決して小さくありません。
名古屋市など一部の市町村を除いて、多くの学校が再開した愛知県。6月1日からは給食も始まります。
一方、岐阜県。
岐阜市の市立茜部小学校では警察官らが見守るなか、6月からの学校再開に向け、家庭学習の状況や健康状態を確認する、事前の登校日が設けられました。
25日は一年生を除く全校児童が登校しましたが、学校での密を避けるため、各クラスを半分ずつに分け時間をずらして分散登校しました。
感染リスクを極力なくす様々な対策が講じられる中での登校。校舎の中には…。
(リポート)
「手洗い場で児童らが密にならないよう、足跡のマークを設置し一定の間隔で並んでもらうような工夫がとられています」
何かと密になりがちな子どもたちに一定の距離を保ってもらうため、廊下の床にも“しるし”が付けられました。久々の学校に子供たちは…。
男子児童:
「みんなに会えてうれしかったです」
女子児童:
「(Q.今日学んだことは?)ちゃんと手洗いうがいとか、窓を開けること」
岐阜県内の公立学校の授業再開は6月1日からで、2週間の分散登校期間を経て、6月15日から通常授業に戻る予定です。
2020.05.25(月)放送