18か所にメスを入れた元エース【アスリートの本音】

愛知県唯一の障害者野球チーム「名古屋ビクトリー」は、3連覇をかけて春の全国大会に出場した。2年前の大会でMVPに輝いた、愛知県岡崎市の水越大暉（みずこしたいき）さん。
「遺伝性痙性対麻痺（けいせいついまひ）」によって足が不自由になった水越さんは、2年前に両足18か所にメスを入れる大手術を受けた。「野球が生きがい」という水越さんが仲間と共に優勝目指し、復帰のマウンドに立った。

＜登場人物＞
・水越大暉（みずこしたいき）　背番号２１
愛知県岡崎市在住。小学1年生から野球を始めたが、同じころから「遺伝性痙性対麻痺」が発症した。高校2年から参加した「障害者野球」の世界で、初めて自らが輝ける場所を見つけた。