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ミャンマー拠点の特殊詐欺 日本人男2人を逮捕 警察装い「マネーロンダリングに介入している疑いがある」

04.23(水)23:55
ミャンマーを拠点にした特殊詐欺事件をめぐり、愛知県警は、タイ当局が3月に拘束していた日本人の男2人を23日、詐欺の疑いで逮捕しました。
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逮捕されたのは、ともに住居不詳・無職の石川翔紀容疑者32歳と谷地智成容疑者22歳です。
警察によりますと2人はことし1月、三重県の会社員の男性に警察官のふりをして複数回電話をかけ、「あなたがマネーロンダリングに介入している疑いがある」などとうそを言い、偽物の逮捕状を見せて脅すなどして現金990万円を振り込ませた詐欺の疑いがもたれています。
警察は2人の認否を明らかにしていません。
2人は3月タイ当局に拘束されていて、23日朝バンコク近郊の空港で愛知県警に引き渡されました。
2人は去年12月上旬に渡航し、「中国系の犯罪組織に監禁され、電気ショックなどの暴行を受けた」と話しているということです。
また、2人はミャンマーで特殊詐欺に加担させられすでに保護された愛知県に住む16歳の少年と同じ拠点にいたとみられていて、警察が今後、詐欺拠点の実態解明などを進める方針です。