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広告会社取締役の女に執行猶予付きの有罪判決 名古屋市の観光誘致事業をめぐる汚職事件

09.18(木)11:04
名古屋市の観光誘致事業をめぐる汚職事件で、贈賄の罪に問われている広告会社取締役の女に、名古屋地裁は執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。
起訴状などによりますと、名古屋市の広告会社「ニック」の取締役・桑原清美被告(54)は2023年3月から2024年12月までの間、名古屋市の観光誘致事業で便宜を図ってもらう見返りとして、名古屋市観光交流部・元担当課長の男に現金、約43万円の賄賂を渡した罪に問われています。
9月17日の判決公判で、名古屋地裁の森島聡裁判官は、「賄賂の金額は少額とは言えない。1年9カ月に及ぶ継続的な犯行で、市民の信頼を大きく損ねる行為」などと指摘しました。その上で、「犯行は元担当課長の提案に従ったもので、被告は深く反省の態度を示している」などとして、桑原被告に懲役1年執行猶予3年の判決を言い渡しました。