年末年始の渋滞、断続的に最大50km予想 雪と路面凍結注意 ピークは12月28~30日、1月2・3日
年末年始は帰省など車による遠出の機会が増える方もいると思います。気になる渋滞の予測は…そして、雪や凍結にも注意が必要です。
ネクスコ中日本は、中部・北陸・関東・関西と広い範囲の高速道路で事業を展開しています。
道路の距離は伸びていても、消えることはない渋滞。この渋滞をうまく回避する方法を同社の「高速道路ドライブアドバイザー」の花田大輝さんに聞きました。
「年末は12月28日~30日、年始は1月2日と3日に渋滞が多くなると予測している」(NEXCO中日本 高速道路ドライブアドバイザー 花田大輝さん)
今年は9連休になるため、去年より渋滞の回数は増えると予測しているとのこと。
年末は大阪方面に向かう高速道路で断続的に最大45km。年始には帰省とお伊勢参りなどが重なり、東名阪道の上りなどで断続的に最大50kmの渋滞を予想しています。
渋滞を避けるためには?雪や凍結にも注意
Q.渋滞を避けるためにできることは?
「年末の予定を決めてしまって、出かける日を変えられない人は、渋滞が発生する時間帯を確認し、出発時間を調整するなどして渋滞をうまく回避してもらえれば」(花田さん)
なお、1月1日と連休最終日の5日は渋滞が少ないと予測しています。
また、寒波到来による雪や凍結にも注意が必要です。走るルートによっては思わぬ天候の変化に見舞われることも…。
「名古屋から京都に向かうルートで、関ケ原地区は伊吹山や鈴鹿山脈などがあり、山間部で雪深い地域になる。名古屋や京都で雪が降っていなくても、ここだけ雪が多く降っていることもあるので特に注意していただきたい」
「気象予測を事前に見て、通行止めの区間を確認し、迂回・ルート選択をしてもらうようお願いします」(花田さん)
年末ピークは28~30日、年始ピークは2・3日
12月28日(土)~30日(月)の年末は、京都方面下り、午前中を中心に東名高速・豊田ジャンクション付近で最大20km、伊勢湾岸道・弥富木曽岬インター付近で最大25km。断続的に合わせて45kmの渋滞が予測されています。
また、連休の前日の27日午後は事故が多くなる傾向にあるということで、早い段階から運転には注意してください。
1月2日(木)と3日(金)の年始は、ピークは昼過ぎから夜、伊勢神宮の初詣から名古屋方面に戻る車での渋滞が主に予測されており、上りは断続的に最大50kmの渋滞が予想されています。
雪道を走る際の注意点です。
スタッドレスタイヤの装着はもちろん、タイヤチェーンやジャッキを用意しておくのも重要です。立ち往生してしまった場合に備え、スコップや毛布、飲料などを積んでおく。カーナビなどに完全に頼ることなく、幹線道路を中心に最新の情報を見た上でルート設計をすることが挙げられます。
もし身動きが取れなくなってしまったら、車のマフラー排気口付近の雪を取り除いたり、道路緊急ダイヤル「#9910」やJAF「#8139」に電話するようにしてください。
雪による鉄道への影響の予測も出ています。
ウェザーニュースによりますと、新幹線は東海道・山陽新幹線は問題がないとなっていますが、山形新幹線や秋田新幹線などに影響があると予想されていますので、気をつけてください。