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母親が自分の部屋に入ったと思い腹を立てた男 暴行で死なせたとして懲役5年 三重・津地裁

03.18(火)19:34
起訴状などによりますと、三重県津市榊原町の藤田好宏被告(43)は去年5月、母親のミサ子さん(当時66)が自身が外出中に無断で自分の部屋に入ったと思い、ミサ子さんに殴る蹴るの暴行を加え、骨折による肺挫傷で死亡させた傷害致死の罪に問われています。
18日の裁判で津地裁は、藤田被告は執拗な暴行を加えていて結果が重大なうえ、日頃から常習的に暴行が行われていたことから強い非難に値するとしました。
また、被告は精神鑑定の結果、自閉スペクトラム症と診断され、弁護側は責任の程度は相当に低いと主張していましたが、判決では、その影響は間接的だとして、津地裁は懲役6年の求刑に対し懲役5年の判決を言い渡しました。
弁護側は、控訴については被告と相談して決めるということです。