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救急車出動させず死亡 第三者委が不適切と結論 岐阜・土岐市

08.20(水)08:18
岐阜県の土岐市消防本部が通報を受けながらも、救急車を出動させず、男性が死亡した問題で、第三者委員会は「直ちに出動させなければならなかった」と結論づけました。
この問題は今年1月、土岐市消防本部が線路の高架橋の下にいた路上生活者の男性について、「様子がおかしい。声掛けに応じない」などと、119番通報を受けたにも関わらず、救急出動をせず男性が亡くなったものです。
この事案について、原因を調査する第三者委員会は19日、「直ちに救急隊を出動させなければならなかった」事案であったと結論づけました。
さらに出動についてのマニュアルが整備されていなかったことによる、出動基準の認識不足や通信指令員に対する教育不足があったと指摘しました。
土岐市の加藤淳司市長は「亡くなられた方、心配をかけた 市民の方に深くお詫び申し上げます」と述べ、再発防止に努めていくとしています。