トヨタ博物館はクラシックカーの宝庫! ハチロクにフェアレディZ、ロードスター、コスモスポーツなど名車が集結
トヨタ自動車の本社がある愛知県豊田市の隣、長久手市にある「トヨタ博物館」。東海エリアにお住まいの方なら、一度は訪れたことがあるのではないでしょうか。
県外からの観光客も多数訪れる、トヨタ博物館の見どころや展示車両をご紹介します。
●トヨタ博物館とは?
トヨタ博物館は、日本が誇る自動車メーカー、トヨタ自動車の創立50周年を記念して設立されました。館内は「クルマ館」「文化館」の2つに分かれています。
クルマ館では自動車の歴史が学べる展示のほか、街中で目にすることが少ない貴重なクラシックカーを中心に140台もの車両が展示されています。
文化館では自動車に関する資料や約800点のミニチュアカーを展示! 展示物の量や質の高さから愛知県内の学校行事の訪問先にもなっています。
※2024年7月1日(月)~7月31日(水)の期間、「文化館」はリニューアル工事のため閉鎖されます。
●展示車両1:トヨタ
カローラ レビン AE86型(1983年)
生産終了後も走行特性を好むファンの間で人気が高まり、今なお“ハチロク”の愛称で親しまれています。
MR2 AW11型(1984年)
日本初の市販ミッドシップスポーツとして、走りの楽しさを求める若者をターゲットに開発されたMR2。「MR2」とはミッドシップ・ランナバウト・2シーターの頭文字をとったもの。
●展示車両2:日産
R32スカイラインGT-R BRN32型(1989年)
セダン派生型のスポーツカーとしてレースで活躍。当時は世界トップクラスの運動性能を誇りました。
フェアレディZ 432 PS30型(1970年)
北米市場をターゲットに、比較的安く安全なスポーツカーとして開発された大ヒット車。展示車は日本向けの人気モデルです。
●展示車両3:ホンダ
シビック CVCC(1975年)
国産小型車初のFF2ボックス車。アメリカの排出ガス規制「マスキー法」を世界に先駆けてクリアしたCVCCエンジンを搭載しています。
NSX NA1型(1991年)
バブル絶頂期に開発された初期のモデルでミッドシップスポーツカー。
●展示車両4:マツダ
ユーノス ロードスター(1989年)
「人馬一体」をコンセプトに開発し、世界中で“ロードスターブーム”を巻き起こしました。
コスモスポーツ L10B型(1969年)
日本初のロータリーエンジン車。
●展示車両5:そのほか
三菱 コルトギャランGTO-MR A53C型(1971年)
1969年にデビューしたコルトギャランに、翌年追加されたスポーティーなモデル。
いすゞ 117クーペ PA90型(1970年)
性能や居住性などの総合的な良さが高い評価を受けた名車です。
いすゞ ベレット 1600GT PR90型(1966年)
愛称は“ベレG”。ヒルマンミンクスの後継車として登場した「ベレット」をベースにした2ドアクーペ。
フィアット500 Nuova(1972年 イタリア)
曲面主体のモノコックボディが特徴的なフィアット500。RR(リアエンジン・リアドライブ)車で、大人4人が乗車できるスペースは確保されていました。
往年の名車がそろうトヨタ博物館、一度足を運んでみてはいかがでしょう!
●入場料
トヨタ博物館の入場料は、一般の券種で大人が1200円、65歳以上が700円、中高生が600円、小学生が400円(税込)です。決済は現金、クレジットカード、各種電子マネーが利用可能となっています。
●トヨタ博物館までのアクセス
・電車の場合
地下鉄・東山線の藤が丘駅からリニモに乗り換え8分、「芸大通」駅で下車、徒歩6分
・車の場合
名古屋瀬戸道路 「長久手IC」より西へ0.4キロメートル(東名高速道路日進JCT経由)