断面が透ける?繊細生地のクロワッサン!人気パンスタグラマー厳選のパン3選
名古屋市周辺のおいしいパンを“ナゴパン”と名付け、「#ナゴパン部」として毎日紹介しているインスタフォロワー2万人越えの人気パンスタグラマーじまさん。生きがいは週末のパン屋さん巡り。平日のうちに回る店をエリアごとにリサーチし、この1年半で食べたパンは1000個以上。じまさんのナゴパン旅・第2弾!今回の舞台は名古屋市東区です!
メロンパンだけのために開発した自家製アイスクリーム
2016年にオープンした、地下鉄大曽根駅からすぐ近くにある「虹いろキッチン」。
原価ギリギリの値段で販売される50種類ほどのパンの中には、100円台で買えるものも多数あります。
一番人気は、バターをふんだんに使った生地とビスケット生地を合わせて焼き上げたブリオッシュ生地の「メロンパン」。
トッピングのオプションがあり、買ったメロンパンにアイスを挟んでくれます。
じまさんが食べてみると、メロンパンのサクサクしたビスケット生地とバターの香りが広がります。濃厚なのに甘さ控えめのさっぱりとしたアイスクリームがマッチした味です。
(虹いろキッチン・大野静店主)
「メロンパンに合うアイスを何十種類も探したんですけど、全然合うものがなくて。“これは(アイスを)自分で作っちゃおう”と思って」
実はこのアイスクリームは、メロンパンのためだけに作った自家製です。
牛乳と練乳、乳脂肪分の高い北海道産の生クリームを使用し、メロンパンに負けない甘さもありつつ、あっさりとした食感になるように食材を厳選。
完成まで10時間かかるこだわりのアイスクリームです。
メロンパンのサイズは、S・M・Lの3種類。大野店主の「おいしいものをこだわって出したい」という信念が随所に感じられます。
1日200個売れるクロワッサンをアレンジ!果肉がゴロゴロで感動
東区泉にある「メゾン デュ ミエル泉店」は、ケーキとパンが両方楽しめるオシャレなカフェ。
名物は、1日最高200個売れる「クロワッサン」。
フランスの高級発酵バターをふんだんに使い、断面の層が透けるほど繊細に織り込まれた生地が特徴です。
じまさんお目当ての月替わりのパンは、名物クロワッサンをアレンジしたもの。
(メゾン デュ ミエル泉店・山本愛未さん)
「瀬戸内レモンとピスタチオのクロワッサンになります」
ジャム状にした瀬戸内産のレモンとイタリア産のピスタチオを練り込んだクリームを、自慢のクロワッサンに注入。夏らしい、7月限定のクロワッサンです。
じまさんが食べてみると、まず口の中にレモンの酸味が広がり、果肉がゴロゴロ入っていることに驚き。
酸味の後には、まろやかで香ばしいピスタチオの味が感じられ、夏をほおばっている気分になると絶賛しました。
本場の技と文化を挟み込んだ絶品イタリアンサンドイッチ
2022年2月にオープンしたばかりの、東区東大曾根町にあるパニーノの専門店「ガルバ」。
パニーノとは、イタリアのサンドイッチのこと。この店では本場の技で作られていると言います。
夫婦で経営しており、朝・昼は妻の咲也香さんがパニーノ専門店を、夜は夫の雅伸さんがモダン和食レストランを営んでいます。
咲也香さんは大学時代から本場イタリアのレストランで修業。当時イタリアで和食料理店をやっていた雅伸さんと出会いました。
(ガルバ・瀬戸山雅伸店主)
「意見は出し合って、より良いものを作れるようにと。こだわりにこだわって作っていますので、おいしいパンに仕上がっています」
じまさんお目当てのパニーノは、強い香りとコクが特徴のイタリア産チーズ「パルミジャーノ」、ブドウの甘ずっぱさがクセになる「バルサミコソース」を使用。
そして、あえて腸詰めにしないことで肉の風味がダイレクトに広がる自家製ソーセージを挟んでいます。
パンに使う小麦粉は、イタリアのものに近いと感じる小麦の味が強い愛知県産「ゆめ彩波(いろは)」を選びました。
パンは、イタリア語で「押しつぶす」を意味する「スキャッチャータ」。
発酵して膨らんだ生地を、あえて押しつぶして焼くことで、表面はパリパリ、中はモチモチの独特な食感に仕上がります。
東区の魅力的なパン屋さんを巡り歩いたじまさん。夏を楽しめるパンから、本場イタリアの味が詰まったパニーノまで大満足の一日となりました。
CBCテレビ「チャント!」7月25日放送より