F1ドライバーののぼり 手には大きなはさみ、盗もうとするファンの姿も 鈴鹿サーキット
三重県の鈴鹿サーキットで、週末にF1が開催されました。会場に設置されたドライバーののぼりを盗もうとするファンの姿もありました。
長い列をつくる人と車。
春のお出かけ日和に集まった人のお目当ては、見ごろを迎えた桜ではなく、自動車レースの最高峰・F1です。
鈴鹿サーキットで、5日から3日間に渡り開催された「F1日本グランプリ」。
世界各地から、のべ23万人ほどが訪れました。
会場の沿道にずらりと並ぶ、のぼり。
応援するドライバーを見つけては、記念撮影するファンの姿も多く見られました。
しかし、この「のぼり」を巡り、大きな問題が――
「旗を触っていたところ警備員に注意されました」(記者)
旗を触るファンの手には大きなはさみが、結束バンドやのぼりを切っているように見えます。
対策として、設置するのぼり600枚をチャリティー販売すると発表
実は、のぼりの盗難は、去年も相次いで発生し、大きな話題となっていました。
持ち去るファンの姿を見て、真似するファンが続出したといいます。
今年は、対策として、設置するのぼり600枚を後日、チャリティー販売すると発表し、全てののぼりに日本語や英語でその旨を知らせる注意書きが印字されました。
先ほど、はさみでのぼりを持ち去ろうとしたファンですが、警戒にあたっていたスタッフがすぐに駆けつけ、事情を説明するとファンは、去っていきました。
ところが、その5分後、別のカメラが同じファンを捉えると――
「旗を持っている人がいますね、あれは付いている旗だったはずですが」(記者)
堂々とのぼりを掲げ歩く姿が――
「引き抜かれた旗は警備員に回収されたようです」(記者)
すぐにスタッフが回収していました。
今年は、監視の強化と注意書きで対策し、持ち去りの報告はない
他にも、のぼりを持ち去ろうとするファンの姿が見られ、今回、取材中に確認できただけで3人。
いずれも、スタッフが迅速に対応していました。
鈴鹿サーキットの運営会社によると、今年は、監視の強化と注意書きで対策し、持ち去りの報告はないということです。
一部の悪質なファンの行為で、大会が盛り下がらないようルールを守り観戦することが求められています。
(4月8日 15:40~放送 メ~テレ『ドデスカ+』より)