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1億5000万円以上だまし取られる詐欺被害 愛知県岡崎市の男性(60代)にNPO法人を名乗る男「ランサムウエアに感染している」などとうその電話

06.07(土)09:45
愛知県岡崎市に住む60代の男性が、NPO法人を名乗る男などから、「スマートフォンがランサムウエアに感染している」などと電話でうそを言われ、現金1億5000万円あまりをだまし取られる被害がありました。
警察によりますと、岡崎市に住む男性(60代)は、今年1月、通信事業者から届いたメールに書かれた電話番号に電話をかけたところ、NPO法人の職員を名乗る男から、「あなたのスマートフォンがランサムウエアに感染している」「複数の被害者が出ている」などと言われたということです。
さらに、警察官を名乗る男からも電話があり、「あなたは知らず知らずのうちに ランサムウエアに感染していたので、犯人ではありません。今後の調査機関の指示に従ってください」などと言われました。
その後男性は、先月26日までの4か月間、指定された複数の口座に、約150回にわたり合計約1億5476万円を振り込まされ、だまし取られたということです。
多額の振り込みが複数あったことを不審に思った金融機関が警察に通報し、被害が発覚しました。
今年の愛知県の特殊詐欺の被害は、4月末までで、約20億3000万円と、去年の同時期と比べ、約2倍に増加しています。
警察は、不審に思った場合は、1人で判断せず、家族や警察などに相談してほしい、と呼びかけています。