【大雪情報】 年末さらに積雪急増か 27~29日は“警報級大雪”のおそれ 年始にかけて寒波2回襲来 雪・雨シミュレーション
12月は断続的に寒気が入り、青森県青森市の温泉地として知られる酸ヶ湯では、一時、12月としては初めて3m以上の積雪を観測。25日(水)頃にいったん寒気は落ち着きましたが、まだ各地で平年を上回る積雪になっています
<12月26日(木)午後4時の積雪ランキング(平年比)>
青森県青森市酸ヶ湯 276㎝(179%)
北海道上川地方幌加内町 119㎝(111%)
北海道上川地方加内町朱鞠内 115㎝(86%)
青森県青森市青森大谷 114㎝
北海道倶知安町倶知安 111㎝(142%)
新潟県津南町津南 110㎝(143%)
福島県檜枝岐村 108㎝(154%)
山形県大蔵村肘折 101㎝(99%)
群馬県みなかみ町藤原 97㎝(159%)
北海道上川地方音威子府村 92㎝(93%)
今後、年末年始にかけても断続的に冬型の気圧配置になり、日本列島に寒波がやってきて、今年最後の寒波は27日(金)~29日(日)の予想です。
上空1500m付近で-6℃以下の寒気は平地で雪の降る目安。-12℃以下は大雪の目安の寒気です。
年明けに、再び寒波がやってくる見込みです。
新年最初の寒波は1月2日(木)~4日(土)の見込みです。
上空に強い寒気が入ると雪雲が発達し大雪の恐れがあります。現段階で出ている雪・雨の予想を、28日~30日にかけてみてみると、特に日本海側に雪・雨雲がびっしりかかります。
また、風と風がぶつかる日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)がかかる北陸をはじめ、日本海側は、警報級の大雪になり、積雪が急増するおそれがあります。
気象庁では、現段階で29日(日)にかけて、日本海側を中心に「大雪警報」が出る可能性も示唆しています。
1月5日までの予報では、特に年末年始に北陸や北日本の日本海側を中心に断続的に雪が降りますので、交通の乱れなどにご注意下さい。
新年1月2日~4日は、風向き次第で、名古屋など太平洋側にも雪雲が流れ込み、雪が降る可能性があります。普段降らない地域で雪が降ると、少しの積雪でも影響が大きくなります。
また若狭湾付近に「JPCZ」がかかると岐阜県の関ケ原町付近で大雪になり、ことし1月には、名神高速で長時間にわたって立ち往生が発生しました。東海道新幹線の乱れにもつながりますので、最新の気象情報・交通情報を取るようにしてください。
1月1日の太平洋側は、初日の出は見られる可能性が高いですが、厳しい寒さになりますので、万全の防寒対策も必要になりそうです。