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離島に「ドローン」で物を運ぶ 愛知県が実証実験 技術面は実用化レベルだが課題は「採算性」

11.05(水)18:57
ドローンを使って離島の物流を便利にするサービスの実証実験が愛知県で始まっています。技術面は実用化レベルですが、課題は「採算性」です。
愛知県三河湾沖に浮かぶ、佐久島です。島にはスーパーやコンビニはなく、物流手段は1日7便のフェリーのみです。そんな離島ならではの物流課題を解決しようと始まったのは、ドローンです。
ドローンは、フェリーよりも少し早いくらいのスピードだといいます。島民が注文した商品を載せたドローンは、西尾市の一色港から離陸し、フェリーよりも10分ほど早く島に到着。島民の家までの区間は自動搬送ロボットが担当します。
荷物を頼んだ島民:
「おやつを頼んだ」
この取り組みは愛知県が進める実証実験の一環で、2026年度中の実用化を目指しています。現時点では技術面では問題ないものの、課題は「採算性」です。今はまだ島民からの注文も少なく、配送料がフェリーの運賃よりも高くついてしまうといいます。県の担当者はサービスの認知度を上げて多くの島民に使ってもらうことでコストを下げていきたいと話しています。





