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殻が取り除かれた状態で販売される“液卵” 売上は去年の2倍 鳥インフルエンザの影響で「このまま続けばエッグショックを超える可能性も…」

11.05(水)19:21
卵の値上がりで「液卵」が注目されています。
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殻が取り除かれた状態で販売される液卵。愛知県豊橋市の丸鳥鶏卵では、業務用だけでなく家庭用に液卵をパックに小分けして販売しています。
その名は「楽ちんたまご」。値段はLサイズ10個分が400~450円。Mサイズ6個分が入ったセットは250~350円だということです。
(丸鳥鶏卵・白井宏昌社長)
「(去年の)倍近くは販売が伸びている。10月の鳥インフルエンザ発生のタイミングで、スーパーも仕入れを増やし販売も伸びてきている」
鳥インフルエンザの影響で卵10~20円上がる
丸鳥鶏卵では、鳥インフルエンザの発生に伴う価格高騰を背景に、業務用・家庭用ともに10月以降売り上げを伸ばしていて、去年の約2倍に。
液卵の特徴は、サルモネラ菌などを殺菌したうえで冷凍パックにしているため、賞味期限が2年と長いこと。そして、卵を割る手間が省けて時短にもなるということ。これが、人気の理由になっているようですが、今後の卵の相場については危機感が…
(白井社長)
「北海道と新潟で鳥インフルエンザ。130万羽が殺処分(今週には)10~20円上がる。鳥インフルエンザが止まれば、前回のエッグショックと同じくらいで値段が止まると思うが、このまま続けばエッグショックを超える可能性がある」
液卵にするための卵の価格は、確実に上がっていますが…
(白井社長)
「卵を仕入れる側としてはやっぱり厳しいが、それなりに在庫があるので、すぐに液卵の価格が上がるということはない」
まだ、値上げする段階ではないときっぱり。白井社長は、しばらくは在庫状況を見ながら、値段据え置きで頑張りたいと話していました。





