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工事中のスロープから大量の水が… 水没した地下駐車場のカメラが捉える 三重・四日市市

10.28(火)08:50
三重県四日市市の記録的豪雨によって浸水した地下駐車場で、国が新設工事をしていた車両出口のスロープを通じて、大量の雨水が流れ込んでいたとみられることが分かりました。
四日市市の地下駐車場「くすの木パーキング」では9月12日夜の記録的な大雨で、計274台の車が水につかりました。
当時の地下1階部分の駐車場の映像を見ると、午後10時の時点で徐々に浸水が始まっていますが、約30分後に突如、大量の水が流れてきました。
水の勢いは治まることなく、停車していた車は水圧によって駐車場の奥へと流されてしまいました。
管理会社によると、撮影された位置は駅前のバスターミナル整備に伴い、車両出口のスロープが新たに設けられる場所だといいます。
スロープと地下駐車場の接続部分は工事中で完全にはつながっていませんでしたが、作業員が通るための通路があり、そこから水が流入したとみられるということです。
きのう行われた復旧検討委員会の会合では、出入口ごとに流入した水量などについての検討はされておらず、どの程度、被害状況に影響を与えたかは分かっていません。
委員会はこれまでに出た課題を整理し、次回の会合で中間報告を出す方針です。





