名古屋城の討論会で車いす男性への差別発言問題 検証委が18日に最終報告へ

　名古屋城の木造復元事業をめぐる市民討論会で、車いすを利用する男性への差別発言があった問題で、検証委員会は、18日に最終報告を市長に提出すると発表しました。

　去年6月、名古屋市が主催した木造復元事業のバリアフリー化についての市民討論会で、市民から車いすを利用する男性に対して差別発言がありました。

この問題について、弁護士などの有識者で構成する検証委員会は、12日の会合で、最終報告の内容をおおむねまとめ、18日に河村たかし市長に提出すると発表しました。

最終報告では、市の「障害者差別解消推進条例」の改正や人権に関する新たな条例制定への提言など、具体的な再発防止策についても取りまとめられます。