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「捨てるのがもったいなかった」賞味期限を過ぎた「どらやき」の表示を改ざんして販売 健康被害の報告なし 岐阜・大垣市の業者

03.18(火)16:20
岐阜県大垣市にある特産品販売会社が、愛知県のスーパーで賞味期限を過ぎた「どらやき」の表示を改ざんして販売していたことが岐阜県の調査で分かりました。岐阜県は食品表示法に基づき、きょう付けで再発防止の徹底を指示しました。
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「どらやき」を販売していたのは大垣市静里町の南国商事です。
県の生活衛生課によりますと、南国商事は去年12月、愛知県のスーパーで開催された九州物産展で、九州の菓子製造メーカーから仕入れて販売した20個入りの「どらやき」8箱の賞味期限を改ざんして販売。
「どらやき」の箱には製造した菓子メーカーにより、2024年12月20日を賞味期限とするシールが貼られていましたが、南国商事が2025年2月15日と表示したシールを作って貼り替えていたということです。
箱に入れられた「どらやき」の個包装には、本来の正しい賞味期限が表示されていました。
南国商事は、同じ物産展で賞味期限の長い「どらやき」が売り切れたため、賞味期限を改ざんしたと説明していて「捨てるのがもったいなかった」と話しているということです。
販売された8箱のうち3箱については購入者が判明し健康被害はなかったということです。南国商事は販売したスーパーで今月9日から残る5箱について自主回収をしていますが、17日現在、回収された商品はないということです。
県は南国商事に対し、チェック体制の強化や再発防止策を実施することなどを指示しています。