早咲きサクラがようやく見頃、名古屋・栄でオカメザクラ満開 ソメイヨシノの開花日は?

東海地方で、カンヒザクラなど早咲きのサクラが見ごろを迎えています。今年のソメイヨシノの開花は?
三重県熊野市の観光名所「鬼ヶ城」の遊歩道「さくらの道」では、早咲きの桜「カンヒザクラ」が見ごろを迎えています。
濃いピンク色の釣鐘状の花が枝いっぱいに咲き、山の斜面を彩っています。
今年は寒い日が続いた影響で、例年よりも2週間ほど遅い3月上旬ごろに咲き始めました。
カンヒザクラの花が散ると、遊歩道ではソメイヨシノやヤエザクラの開花が始まり、4月中旬まで桜を楽しむことができます。
寒さの影響で少し遅めの開花

一方、名古屋市東区では――。
130本のオオカンザクラなどが並木道を作る場所。毎年、市内でいち早く花見をできる場所として知られています。
名古屋市の東区役所によると、毎年3月の2週目には満開になるといいますが、今年は寒さの影響もあり、少し遅めの開花に。
満開は、23日の週ごろになりそうだといいます。
名古屋・栄ではオカメザクラ満開

名古屋・栄では同じく早咲きの桜「オカメザクラ」がきれいに咲いていました。
「きょうは暖かいので、散歩しようかと歩いていたら桜が咲いていてきれいだなと。今年初めて桜を見られて幸せ」(街の人)
「きれいですね。バスで通りかかってあまりにもきれいだから、帰りは歩いて帰ろうと」(街の人)
ソメイヨシノの開花日は?

今年は2月に寒気が長く居座った影響で早咲きの開花が遅れていますが、ソメイヨシノの開花も遅れてしまうのでしょうか。
ウェザーニュースの開花予想日をみると、名古屋は3月25日(平年は3月24日)、岐阜は3月26日(平年は3月25日)、津は3月29日(平年は3月29日)と、いずれもほぼ平年並みの予想です。
ソメイヨシノが平年並みの理由

寒波の影響について、日本樹木医会の小林明さんに聞くと、「桜は2月1日以降の最高気温の合計が、600℃に達すると開花する確率が高い」とのこと。
今年は長引く寒波もありましたが、一方で暖かい日もあり、3月20日以降に合計が600℃に達する見通しで、平年並みの開花日になるとみられています。
22日(土)あたりから気温が高くなり、一気に開花が進みそうです。