衆院選出馬で河村たかし名古屋市長が辞職届提出へ 　議会で同意が得られない場合は自動失職の見込み

衆院選への出馬を表明している、名古屋市の河村たかし市長。衆議院の解散を受け、市議会議長に辞職届を出すことにしています。

　衆議院の愛知1区で、政治団体「日本保守党」からの出馬を表明している名古屋市の河村たかし市長。

　衆議院が解散されたことを受け、辞職届を議長に出すことにしています。

　衆院議員から市長に転じ、4期目途中での辞職となります。

　ただ、市長は好きなタイミングで辞められるわけではありません。

　河村市長は14日付での辞職を求める方針ですが、名古屋市の9月議会は16日まで開かれる予定です。

　議会で同意が得られない場合、河村市長は15日に公示される衆院選に立候補を届け出て、自動失職となる見込みです。

　議会で同意されるかどうかについて、河村市長は――

　「辞職を可決するのは難しいんじゃないか、否決ならもっと市長やってくれということだわ。それはそれで、ありがたいことですよ」（河村市長）

　辞職届の提出は、9日の市議会の委員会終了後になる見込みです。

　ただ、委員会が長引いており、提出は9日晩以降になる見通しです。

　衆議院の愛知1区には河村氏のほか、自民党の前職、熊田裕通氏（60）、立憲民主党の前職、吉田統彦氏（49）、日本維新の会の新人、山本耕一氏（47）の3氏が立候補を予定しています。