師走の朝に地下鉄が2時間半ストップ、駅周辺は大混雑 ホーム柵ある栄駅で人身事故
名古屋市営地下鉄の東山線で26日朝に人身事故があり、一時運転が見合わせられました。
仕事納めを控え、師走の通勤客らが多く利用する朝の名古屋市営地下鉄・東山線。星ヶ丘駅はたくさんの利用客で混雑しました。バス乗り場も人でいっぱいです。
原因は、栄駅で発生した人身事故です。
警察や名古屋市交通局によりますと午前6時半ごろ、栄駅のホームから西に約50mのトンネル内で、高畑発・藤が丘行きの列車が男性をはねました。
男性は20~50代ぐらいで、死亡が確認されました。
この列車には約600人の客が乗っていましたが、けが人はいなかったということです。
約6万人に影響
事故直後、東山線は全区間で運転見合わせに。事故から約30分後には名古屋駅から星ヶ丘駅までの区間が運転見合わせとなりました。
「朝一のアポイント先に連絡してキャンセルさせてもらった。とりあえず待つしかないですね」(一社駅の利用客)
「待っている。ずっと、復旧するまで。これだけ混んでいるから、車を利用しても行けないし、待つしかない」(一社駅の利用客)
運行を再開した列車の”折り返し”地点となった星ヶ丘駅の周辺では、別の路線への乗り換えのため歩く人たちの姿が…。
「仕事に間に合うかな。歩けることはわかっているので何とかなるかなと」(星ヶ丘駅周辺の利用客)
「東山線はあまり遅延することがないのでびっくりした」(星ヶ丘駅周辺の利用客)
影響は、名古屋駅にも…。
「東山線運転見合わせの影響で、名古屋駅のタクシー乗り場には行列ができています」(安部純 記者)
そして午前9時前…。
「栄駅です。長らく運転を見合わせていた東山線ですが、つい先ほど運転を再開しました」(梅谷悠祐 記者)
2時間半ほどにわたった東山線の運転見合わせ。約6万人に影響が出たということです。
東山線の人身事故は2016年以来
東山線での人身事故は、2016年1月に、まだホーム柵が稼働していなかった一社駅で発生して以来だということです。
今回、午前6時半ごろから約30分にわたり全線が、その後は午前9時ごろまで、名古屋~星ヶ丘間が運転見合わせとなりました。
この影響で、藤が丘~星ヶ丘間の駅を利用する人がかなりの数滞留してしまい、名城線と乗り換えられる本山駅を目指して歩く姿が目立ちました。
名古屋市交通局によりますと、設備の関係で、星ヶ丘~藤が丘間で折り返し運転になったといいます。