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水没した地下駐車場の復旧、三重・四日市市が主導の可能性も 管理会社の早期復旧難しく経済に影響

10.20(月)16:43
三重県四日市市で記録的な大雨で浸水した地下駐車場の復旧作業について、市は、管理する民間企業に代わって主導する可能性があることを示しました。
「新しい排水ポンプ施設の整備においても、前倒しで行っていきたい」(四日市市 森智広 市長)
20日の会見で、市内の排水機能強化を前倒ししていくことを改めて言及した、森市長。
9月の記録的な大雨で、地下駐車場「くすの木パーキング」は274台の車が水に浸かるなど、大きな被害が出ました。
15日の「復旧検討委員会」では、当時、地下駐車場にある15カ所の出入り口すべてから水が流れ込んだことが分かっています。
「四日市の単独要望ということで、よろしくお願いいたします」(森市長)
16日、森市長の姿は東京に。駐車場は国と「ディア四日市」が所有しているため、早期復旧を求める要望書を国に提出しました。
森市長は、駐車場周辺の経済活動にも影響が出ているとして、国に早期復旧や排水ポンプ施設を整備するための補助金などを求めています。
一方、20日の会見で、駐車場を所有・管理する「ディア四日市」から体制的な理由などから、所有する部分の早期復旧の対応が難しいとの報告を受けていることを明らかにしました。
「やはり1日でも早い復旧を我々は望んでいるわけで、それがディア四日市主導で実現するのかどうか。それがかなわないのなら、市が駐車場として引き受ける可能性もあるかと。一定のタイミングで、どこが主体となって復旧するか、議会も含めて示していきたい」(森市長)
森市長は、市がディア四日市に代わって早期復旧に向けた作業を主導する可能性について言及。
今後の具体的な対応策について、11月初めに示したいとしています。