国勢調査を装った「不審メール」に要注意 国勢調査への回答を促すURLをクリック→詐欺メールを疑え

5年に1度の国勢調査。10月8日が回答の締め切りでしたが、未回答の世帯を対象にまだインターネットと郵送で回答を受け付けています。そんな中、今急増しているのが国勢調査を装ったメールです。
10月下旬、ある「不審なメール」が記者に届きました。そのメールがこちらです。メールが届いた時点で記者は国勢調査に回答していたにも関わらず、回答を急がせる文章が並んでいます。このメールを愛知県の担当者に見てもらいました。
愛知県 統計課 荒川真由美課長補佐:
「メールで国勢調査の回答を促すこと自体やっていないので、メールで国勢調査に回答してくださいと来た時点で詐欺メール」
今、こうした不審なメールについて自治体に報告が相次いでいます。
国勢調査の回答の期限後に届く「不審メール」
例えば、メールに記載された国勢調査への回答を促すURLをクリックしたところ、電話番号の入力を求める偽サイトにつながったという相談などが寄せられているといいます。愛知県は2025年9月から10月末までに国勢調査を装った不審なメールを132件認知しています。このうち、半数を超える88件が国勢調査の回答の期限後に届いたということです。
愛知県 統計課 荒川真由美課長補佐:
「メールアドレスを、オンライン回答した人だと登録している人もいる。回答した人が不備があったのかと、自分が入れたメールアドレス宛に(メールが)来たからということで(URL)を押してしまうこともあるかと思う」
メールに添付されているURLをクリックして個人情報を入力することで、詐欺などの犯罪の被害に遭う可能性もあります。愛知県は注意を呼びかけるとともにまだ回答していない人に対して速やかな回答を呼びかけています。
愛知県 統計課 荒川真由美課長補佐:
「もし回答をまだしていない人がいれば手元の調査書類からインターネットまたは郵送で回答できる。配られたものであれば大丈夫なので、メールで来たものに(URLを)押して電話番号を入力するとかそういうことはしないように気を付けてほしい」





